日大一、序盤共栄学園・東野を攻略し5回戦進出!エース佐藤は自責点0の好投

 ちょうど半世紀前、日大一は第50回ら53回まで4年連続で甲子園に行き、「夏の一高」と呼ばれていた。近年はあまり結果を残していないが、今大会は3回戦で東海大高輪台を下すなど、復活の兆しをみせている。4回戦の相手は近年力をつけている共栄学園日大一は主将でエースで4番打者の佐藤 和輝がチームを引っ張る。共栄学園には東野 雄志という好投手がいる。

 好投手の東野だが、「立ち上がりに弱さがある」と共栄学園の原田 健輔は言う。その懸念通り、日大一は立ち上がりを叩いた。1回表日大一は1番・鳥居隼人がライト線に二塁打を放つと、2番・福井 颯斗がしっかり送る。日大一はバントが堅実であり、伝統校らしさを感じさせた。続く3番・田﨑 啓史が右中間を破る二塁打を放ち、日大一が1点を先制。外野手の打球処理のミスもあり、田﨑は三塁に進む。4番・佐藤和は、ボテボテの遊ゴロだが、これがむしろ幸いし、田﨑が生還した。

 2回表日大一は6番・上原 光陽が左前安打で出塁し、7番・勝野 友貴のバントを共栄学園の東野がハンブルし無死一、二塁。これで東野は一旦マウンドを降り、左翼のポジションにつき、マウンドには遊撃手だった石黒颯斗が立つ。日大一は8番・高橋秀明が送り、9番・秋山 駿斗の中前安打で1点を追加。さらに鳥居の二ゴロの間に勝野も生還した。日大一は無駄のない攻めで序盤から主導権を握った。

 交代してすぐに適時打を打たれた石黒であるが、その後は日大一に得点を許さず、試合を締める。「運動能力が高く、ピッチャーの練習を始めたのは、6月くらいからです」と共栄学園の原田監督は言う。4回表に安打2本と1四球で一死満塁のピンチを招いたが、後続をしっかり抑え得点を与えない。以後は、ピンチらしいピンチはなかった。