共栄学園・東野 被安打5、失点1で完投!上野学園 4人連続押し出し四球で自滅

 近年力をつけているチーム同士の対戦。上野学園としては、共栄学園の好投手・東野 雄志をどう攻略するかがポイントになるはずだったが、その前に、自ら自滅してしまった。

 1回表共栄学園の先発・東野が、上野学園を三者凡退に抑えた。その裏の共栄学園の攻撃で、上野学園の先発・渡邉 凌生は明らかに力んでいる。1安打、2四死球で塁が埋まった後、6番・米村 朗が四球で押し出しになると、続く3人も続けて四球で押し出し。上野学園は急遽初戦で好投した竹森 大翔を投入。竹森もワイルドピッチで1点を失い、1回裏に共栄学園が5点を入れた。

 この5点で共栄学園の東野はすっかり落ち着いた。冬前までは131キロだったという速球は141キロに大幅アップ。それにチェンジアップなどで緩急をつけるのだから、なかなか攻略できない。

 それでも上野学園は4回表、内野安打で出塁した3番・古泉 龍之介を、6番・根岸 芽生が二塁打で還し、反撃を始めたかにみえた。しかしその裏共栄学園は9番・島谷拓美の二塁打など1点を追加し、試合を決めた。

 リードされる展開で登板した上野学園の竹森だが、「常にプラス思考でやってきました」と言う通り、ピンチになっても笑顔を絶やさず、共栄学園の攻撃を抑えた。8回裏に味方のエラーで1点を失ったものの、しっかり投げ切った。

 一方共栄学園の東野は、5回以降は安打を許さず完投。9回を被安打5、四死球3,奪三振9、失点1の内容で勝利投手になった。「初回を3人で抑えられたから100点です」という会心の投球だった。原田健輔監督も、「技術的にも精神的にも落ち着いていた」と、東野の成長を称えた。

 敗れた上野学園にすれば、悔やまれる初回の守りだった。エースの渡邉の乱調について小川貴智監督は、「気持ちと体が一致しなくなっていました。公式戦での修正は難しい」と語った。

 コロナ禍で練習が思うようにできない中、苦労して迎えた夏。敗れた上野学園は新チームを結成し秋へと向かい、勝った共栄学園は4回戦で古豪・日大一と対戦する。

文=大島 裕史

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