最速143キロを誇るサイド・菅沼麟太郎、調整法を変え、7回1失点の好投で4回戦進出

 フライ革命を掲げ強力打線を作り上げた実践学園。まず初戦の都立江戸川戦は9回表に追いつき、延長10回に大量点を挙げ、勝利を掴んだ。

 この試合はまるで息を吹き返したかのように、初回から畳み掛ける。まず無死一塁から2番坂倉大地の適時三塁打、3番吉村 昇摩の犠飛、さらに7番橋本 翔の適時打も飛び出し、3対0と広げる。さらには3回表に4番後藤 朝日の三塁打からのバッテリーミスで1点を追加する。4回表にも3番吉村の適時打で4対0とする。

 4回表にも1点を追加し、なかなか追加点が入らなかった7回表には二死満塁から矢作将也の2点適時打、2番坂倉の適時打で8対1と点差を広げた。

 最速143キロを誇る菅沼 麟太郎は右サイド気味から常時130キロ前半〜最速138キロのストレート、120キロ前後のスライダーを丁寧に投げ分ける投球。要所で力のあるストレートで三振を奪うなど、7回を投げて8奪三振、1四球、1失点と、沢里監督も「前回と比べるとコントロールも良かった」と指揮官も高く評価した。菅沼は前回の試合であしをつってしまい、7回で降板。その反省として、試合前日の調整の仕方を変えた。これまで菅沼は試合前日でも30球〜40球と多く球数を投げる。

 ただ、疲労がたまってしまうことを踏まえ、前日の試合はキャッチボール程度に踏まえ、また立ち上がりからしっかりと投げられるよう、試合前のブルペンから全力で投げて、ゲームに入ることができた。

 韓国、日本で活躍した豪腕サイドハンド・林昌勇に憧れ、動画で研究し、フォームだけではなく、テンポ良く投げるところも学んだ。

 4回戦の相手は岩倉に決まった。春の都大会初戦で対決し、9回に逆転され、悔しい負けを味わってきた。それだけにリベンジに燃える菅沼。夏にかけて磨いてきた投球術を発揮し、ベスト16入りを目指す。