堅守・日本学園が長所を存分に発揮!帝京は夏ノーシードに



浅井颯斗(日本学園)

 日本学園が昨夏東東京王者の帝京を5対1で破った一戦。

 この一戦を振り返れば、日本学園の長所が存分に出た試合だった。
 「今年は守備。守備練習を中心にやってきたチームでした」

 日本学園も1月から2月末まで練習ができない期間が続いた。練習再開後、守備練習をメインに取り組んできた。その成果もあり、人工芝の駒澤球場にしっかりと対応ができていた。

 帝京の打者が放つ打球は速く、ライン際、内野の深いところに飛んでいたが、難なく対応。走者を出しても慌てることなく、準備ができていた。この守備に日本学園の高橋監督は「よく守ってくれました」と高く評価した。

 また投げては技巧派左腕・浅井颯斗(3年)が持ち味を発揮。速球のスピードは120キロ前半。決してはやくはないが、スライダー、カーブを低めに集める投球で帝京打線を手玉に取っていく。リードする澤田夕輝(3年)も「持ち味が出ていて、非常にうまく攻められていました」と絶賛。

 帝京を守備でプレッシャーを与えることができていた。堅い内野守備がはまり、無失策で1点にとどめることができた。

 高橋監督は内心、当たった時、きついブロックに入ったと感じたが、選手たちの「やってやるぞ!」という気持ちが入った表情に期待が持てたという。

 まさにチーム力で勝利した日本学園。その中でもひときわ目を引くパフォーマンスをしていたのが、正捕手の澤田だ。175センチ78キロと恵まれた体格。スローイングタイムは1.94秒を計測する強肩捕手で、ほかの選手と比べても肉体的に恵まれており、チーム内で行われる筋力測定ではチームナンバーワン。高校通算10本塁打を記録しており、パンチ力も優れている。

 狛江ボーイズ時代は一塁手だったが、肩の強さにはずっと自信を持っていた。入学後、外野手だったが、この世代に捕手が少ないということもあり、捕手を務めることとなった。

 捕手としては浅井を盛り立て、自慢の強肩を披露た。打撃でも第1打席で痛烈なクリーンヒット。パワフルなスイングをしていて、今年の東京都でも上位に入る実力を持った選手で、この夏まで見逃せない逸材といえる。