東海大菅生、3投手がつないで被安打2!日大三を下して6年ぶりの秋制覇



6年ぶり3度目の優勝を決めた東海大菅生

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 5000人の観衆が見守る中で行われた秋季都大会の決勝戦は、東海大菅生が投打に持ち味を発揮し、6年ぶり3回目の優勝を決めた。

 日大三はこの試合、打順をかなり変えてきた。準決勝では途中出場の大川 智矢を1番に起用し、不動の1番打者であった星 憂芽は3番に入った。注目の先発投手は、準決勝で好リリーフをした背番号1の岡村 海琉だった。「岡村で行けるところまで、行こうと思いました」と小倉全由監督は言う。

 しかし1回裏東海大菅生は1番・千田 光一郎が左前安打で出塁し、2番・福原 聖矢が送り、4番・堀町 沖永の左前安打であっさり1点を先制した。2回裏には死球の6番・山田 聖和を、9番の本田 峻也が流してレフトオーバーの二塁打となり、山田が生還した。ここで日大三は、岡村に代えて、この大会好投している宇山 翼をマウンドに送った。この大会好調の宇山は、スライダーのキレが良く、東海大菅生打線を翻弄する。

 しかし東海大菅生の先発、左腕の本田は、この試合は抜群の安定感をみせる。また捕手の福原も無駄な球はほとんど投げさせず、テンポのいい投球が続き、4回を終わって日大三は無安打に抑えられる。

 それでも、4回裏東海大菅生の6番・山田のセンター後方への打球を、日大三の中堅手・星が背走し、倒れ込みながら捕球し、宇山を助ける。さらに8番・岩田一真の二塁への強い当たりを、二塁手の齋藤 広空がダイブして好捕して、試合の流れが日大三に傾きかける。

 実際5回表、この回先頭の5番・井坪 朝陽が四球で出塁すると、6番・鎌田 慎也が送り、8番・安田和暉がこの試合、日大三の初安打となるレフト線に二塁打を放ち、井坪が生還した。「宇山を楽にしようと、食らいつきました」と安田が語る執念の適時打だった。

 昨秋の3回戦でこの両校は対戦している。その時は、東海大菅生がリードしたものの、8回に日大三が逆転している。1点差では、勝敗の行方は全く分からない。

 とはいえ、東海大菅生の本田の投球は、1失点は喫しても、ブレることなく安定している。7回表には日大三から三振を2個奪い、この試合の奪三振は7となる。