二松学舎大附が今夏西東京準Vの佼成学園を撃破!初回に主導権握る



5回10奪三振0失点と好投した秋-正雲(二松学舎大附)

 都営駒澤球場の第一試合、佼成学園二松学舎大附の試合は二松学舎大附が5本の長打を含む13安打を集め5回コールドの12対0で佼成学園を下しベスト8進出を決めた。

 二松学舎大附は初回から、3番・瀬谷 大夢の適時打、7番・櫻井 虎太郎の3ランなどで6点を先制。佼成学園先発の左腕・大貫 秀一朗のコースをついた投球にも逆方向への対応ではじき返し、初回から攻略した。また、打ち取られた当たりも、内野手の間を抜ける打球も見受けられ、佼成学園バッテリーはなかなかアウトが奪えなかった。

 これには佼成学園の藤田直毅監督も「力で来るかなと思っていましたが、丁寧に逆方向に運ばれて。教科書のようなバッテングでした」と舌を巻いた。

 二松学舎大附は続く2回にも2点、3回にも3番・瀬谷 大夢の2ランなどで3点と毎回得点を奪い、12得点の猛攻で相手に流れを渡さなかった。

 投げては最速143キロ左腕の秋山 正雲(170センチ・70キロ、荒川シニア出身)が5回10奪三振零封と好投。強打の佼成学園が相手だったが、「初回に点をとってくれたので楽に行けました。左打者が多いと聞いていたので、左にはインコースの直球を使いました。これが良かったです」と左打者が7人並ぶ強打の佼成学園打線を無失点で封じた。

 この試合展開に二松学舎大附の市原勝人監督は「初回にツキもあって先制することができたので、選手たちは力みが抜けていけたのかなと思います」とコメント。初回の攻撃で完全に試合の主導権を握った。

 現巨人の大江 竜聖を彷彿とさせる秋山には「体格など似ていますが、まだまだです。本当は力感なく伸びのある球が投げられる投手なのですが、まだ力任せな部分があります。カウント球の使い方などあと一歩成長してくれれば」と期待を寄せた。

 一次予選からここまで全試合コールド完封で勝ち進んできた佼成学園だったが、この日は相手エース・秋山を前に3安打に終わった。一方的な展開となってしまったことに対し、藤田監督は「リスクを犯して(1年生の)大貫をぶつけたのですが。ずいぶん大味なゲームにしてしまったことは選手たちに申し訳なかった」と語った。

 勝利した二松学舎大附は、次戦の準々決勝では早稲田実業と対戦する。

(記事=藤木 拓弥)