郁文館・甲斐一馬が2安打13奪三振と別格の投球!聖徳学園は牽制死が響く



2安打13奪三振の快投見せた甲斐一馬(郁文館)

 国士舘グラウンドで行われた秋季東京都大会一次予選。郁文館聖徳学園の代表決定戦は、郁文館のエース左腕・甲斐一馬が別格の投球を見せて、チームを東京都大会本戦へと導いた。

 楽天の松井 裕樹などを輩出した、神奈川県の青葉緑東リトルシニアの出身の甲斐。この夏のマウンドも経験し、夏から練習試合を跨いで無失点投球を継続するなど、急成長を見せているという甲斐。

 170センチ74キロの体格から投げ込むキレ、伸び共に抜群のストレートを軸に、4回まではノーヒットピッチングを展開。
 田中幸雄監督によると最速は「131、2キロくらい」というが、ボールにはそれ以上の威力が感じられ、ストレートで次々に三振を奪っていく。

 また牽制も非常に上手い。
 この日は牽制を3つも刺すなど、投球以外の面でもセンスを発揮する。

 田中監督は「夏からずっと安定してる。カーブでもしっかりカウントが取れていた」と話し、その信頼は非常に厚い。

 甲斐の好投で勢いに乗った郁文館は、5回に一死満塁から4番・郭家樺のタイムリーで先制点を挙げると、さらに満塁で5番・大熊拓未のライト前タイムリーで2点を追加。
 その後も得点を重ね、着実に点差を離していった。



7回を4安打4失点と粘りの投球を見せた石井律基(聖徳学園)

 最終的に甲斐は、2安打13奪三振の完封勝利。
 7対0で聖徳学園を下して、東京都大会本戦への進出を決めた。

 試合後、甲斐は「取れるところで三振が取れて良かった。カーブはノースリーからでもストライクが取れるボールなので、自信を持っています」と語り、都大会に向けても自信を口にした。

 一方、敗れた聖徳学園
 中里監督は「良い投手だったので右打ちを指示した」と指示を明かしたが、甲斐の前に隙を見つけることが出来ずに、また度重なる牽制アウトが響いた。

 それでも収穫もある。守備のミスにより失点が重なる中で、先発の石井律基は7回まで4安打と気持ちが折れることなく投げ続けた。

 中里監督は「連投でしたが、石井は良く投げました。成長が期待できる投手なので、来年に向けて鍛えていきたいと思います」と語り、春以降の躍進を誓った。

(記事=栗崎 佑太朗)

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