終盤に突き放された開成。東大野球部を目指す内田主将を中心に最後まで高い士気でプレー



5番・根津悠馬(東亜学園)

 東亜学園開成の2回戦は、東亜学園が逆転勝ちで3回戦進出を決めた。

 立ち上がりは開成のペースで試合は進んだ。
 1回表、一死一、三塁のチャンスから4番・岩瀬笑太のタイムリーで1点を先制すると、同点となった2回表には3番・内田開智[/player]が満塁からレフト前ヒットを放ち勝ち越し。

 先発の翁長良河もその裏を三人でピシャリと抑え、流れはやや開成に傾いていた。

 しかし打線が一回りした3回裏、東亜学園も再び反撃にでる。
 二死二、三塁から5番・根津悠馬のタイムリーツーベースで再度同点に追いつくと、さらに二死二、三塁から6番・水木壮汰の内野安打で逆転に成功する。

 これで試合の流れを奪い返した東亜学園は、ここから一気に攻勢に出る。
 4回裏、3番・尾関翔来の犠牲フライで1点を追加すると、さらに二死二、三塁から4番・鈴木浩太郎のセンター前ヒットで5点目を挙げる。

 後半に入った6回にも、二本のタイムリーで3点を加えて試合を決定づけた東亜学園は、そのまま8対3で勝利し、3回戦進出を決めた。

 勝った東亜学園は、明日の8月1日に都立小岩と対戦する。3回戦はどんな戦いを見せるのか注目だ。



主将の内田開智(開成)

 一方敗れた開成だが、劣勢となった後半も主将の内田開智を中心に、高い士気でプレーする選手たちが非常に印象的であった。
 開成の青木秀憲監督は、「監督のようなことができる選手をどうやって作るか」を常に考えながらチーム作りを行っており、今年のチームは内田主将がその役割を担っていた。

 練習メニューだけに止まらず、大会のゲームプランや継投などはすべて青木監督と内田主将が話し合って決めており、昨晩もスタメンやゲームプランについて21時ころまでLINEで意見交換を行っていた。

 中学時代はリトルシニアの強豪・東京神宮シニアでプレーしていた内田は、東京大学に憧れて開成を受験し見事合格。強豪で培った経験を高校野球でも活かし、青木監督も「経験豊富なところがあり、しっかりとまとめてくれている」と信頼を寄せる。

 高校野球をこれで幕を閉じたが、内田は大学野球でもプレーすることを目指している。
 「東大に入学して、東京六大学でプレーしたと思っています。東大が勝てるように頑張っていきたいです」

 日本屈指の進学校の野球部で、類まれなリーダーシップを発揮した内田を今後も追っていきたい。

(記事=栗崎 祐太朗)

PHOTO GALLERY フォトギャラリー

写真をクリックすると拡大写真がご覧になれます。