力で押し切った城北の豪腕・中村陽紀。都立小山台下し金星挙げる



東京成徳大高の守備

 昨年の東東京大会準優勝校の都立小山台を相手に、城北が金星を挙げた。

 3回表に4番・上江洲礼記の犠牲フライで先制点を許した城北だったが、4回裏に反撃に出る。4番・橋本晃輔のタイムリーで同点に追いつくと、さらに満塁から6番・倉田大雅のレフト前タイムリーで勝ち越しに成功する。

 リードを奪った城北は、4回からマウンドに上がったエースの中村陽紀が素晴らしい投球を見せる。174センチ・84キロとガッチリとした体格から、迫力のある速球を投げ込む中村。5者連続三振を奪うなど、都立小山台打線を力で圧倒していき、以降はスコアボードに「0」を並べていく。

 「ブルペンでは球は走っていませんでしたが、マウンドに上げるとスイッチが入りました」と話すように、三振を奪った後には雄叫びを上げるなど、存在感でもチームを鼓舞する。

 また、7回表には先頭バッターに四球を与えたが、バント処理を二つセカンドで刺すなど、フィールディングの良さも見せて都立小山台打線に隙を与えなかった。

 結局、中村は最後まで力で押していき、試合はそのまま2対1でゲームセット。昨年の東東京大会準優勝の都立小山台が、2回戦で敗れる波乱の展開となった。

 試合後、都立小山台の福嶋正信監督は「(中村投手は)良い投手でした。もう少し四球を出すかなと思いましたが乱れませんでした。選手の動きはいつも通りだったので力負けだったと思います」と話し、悔しさを滲ませた。

 一方、獅子奮迅の活躍を見せた城北の中村は、「まさか勝てると思っていませんでした。最高の投球が出来ました」と満面の笑みで話した。

 勝った城北は、3回戦では二松学舎大附と対する。東京屈指の戦力を誇る二松学舎大附を相手に、どんな投球を見せるのか注目だ。

(記事=栗崎 祐太朗)

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