「3年生38人全員の力で」共栄学園を率いる主将・岩元が3打点の活躍



3回表、2本目の適時打を放ちスタンドに向かい指を差す主将の岩元大威(共栄学園)

 昨秋東京8強と躍進した共栄学園。この初戦に臨むにあたり原田健輔監督は、「先手を取ろうと話しました」。その言葉通り、共栄学園の選手たちは試合の主導権を渡さなかった。

 圧巻だったのは初回の攻撃。1番・染谷 心太が右前で出塁すると、2番・佐藤 光真が送り、3番・岩元 大威主将の適時二塁打を放ち、3人で先制。この攻撃について、岩元主将は「常に1、2、3番で先制点を取ろうと意識しています。練習試合の修徳戦でも、初回の4球で先制しました」と初回の攻撃には自信があった。

 先手を取る上で、原田監督は「準備」を大切にしている。例えば、試合前はトレーナーと相談し、選手たちに試合前日のタイムスケジュールを作成。食事や睡眠時間、バスに乗り込むタイミングまで可視化することで、気持ちを安定させ、想定外にも対応していく訓練を積んだ。このような「準備」を行うことで初戦という難しい状況でも、日頃の成果を発揮することができた。

 守りの面でも、エース・清水 一眞が8回6安打1失点と力投。5回、岩倉の先頭・山崎 鈴の打球が直撃するアクシデントがあったが、その後は粘りのピッチングをみせた。

 初回に続き3回の第2打席、第5打席でも適時打を放ち、3打点の活躍をみせた岩元主将。「ベンチに入っていない3年生の中には選手からサポートにまわってくれたメンバーもいたので、彼らの分もという気持ちで打席に立っています」と3年生38人の想いを背負って今大会の躍動を誓った。

(記事=藤木 拓哉)

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