17得点と打線爆発した東京。自粛期間を経て成長した2本柱の好投も光る!



東京先発・小野我空

 昨夏は4回戦まで勝ち進んだ東京。秋の大会では桐朋の前に3対5で敗れ去り、都大会を逃す結果となったが、その悔しさを江戸川区球場で行われた都立産技高専との一戦で発揮した。

 初回、二死一、二塁から東京の5番・加畑佑真が都立産技高専の先発・松宮竜海からタイムリーを放ち先取点をもぎ取る。さらに2回には7番・小野我空からチャンスを作ると、1番・西田晃希にもタイムリーが生まれ4対0と主導権を握った。

 東京先発はエース・小野。滑らかな投球フォームから繰り出す伸びのあるストレートを主体に、ピッチングを展開。3回に9番・大田会人に死球を与えながらも後続を抑え、都立産技高専打線を封じ込める。

 すると4回には打者18人の猛攻で一挙13得点。これで試合を決定づけた東京は最後、2番手でマウンドに上がった吉武遥樹が抑えてゲームセット。17対0の5回コールドで東京都立産技高専を下した。

 東京・藤田塁主将
「(試合を振り返って)しっかり打てたと思いますが、守備ではボール先行になってしまい結果としてアウトにはしましたが、悪い流れを作ってしまったのは反省だと思います。
 自粛期間中は意思疎通を図るために、1時間くらいミーティングやトレーニングをオンラインでやって準備してきました。次の相手は最後の最後まで粘り強く戦うところなので、先取点を取ってどんどん点数を取れればとも思います。そこに2番打者として、しつこく相手にとって嫌らしいバッティングができればと思います」

 東京・松下浩志監督
「(試合を振り返って)点数を取らないと勝てないことを言ってきたので、チャンスで1本出たのは良かったと思います。ですが、走塁ミスがいくつかあったので改善点かと思います。
 3月、4月から『何が起きるかわからないし、何が起きてもいいように準備をしよう』と伝えて、限られた期間をどう使うか、リモートで何とかやりながらですが、目標は見失わずにやってきました。その中で小野、吉武は安心して試合を任せられるところまで成長してくれました。
 大会が始められたことに関しては役員や理事長先生に感謝の気持ちでいっぱいです。選手にもミーティングで『野球が出来ることへの感謝がスタートラインではないか』と話をしました。ですので、感謝の気持ちを忘れずに当初の目標のベスト8に向かってやっていきたいです」

 都立産技高専・松隈道明主将
「(試合を振り返って)3人で抑えられて良かったと思うんですが、4回に大崩れしてしまったのはふがいなかったですし、打線もランナー出しても活かせなかったのは反省です。ただ3年生に有終の美、見せ場となる大会を作ってもらえただけで嬉しいです。結果はついてきませんでしたが、開いてくれたことに感謝して一生懸命やることだけを考えて戦いました」

 都立産技高専・坂本誠監督
「練習時間短かったですが、数日間いったことはスポンジのように吸収して体現してくれました。点数は一気に取られましたが、序盤は強いチームにも頑張れたので良かったと思います。大会をやってくれたことに感謝して今後もやってくれればと思います」

(記事=編集部)

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