試合の流れを巧みにたぐり寄せた都立王子総合。立教池袋下し2回戦へ



スリーベースヒットを放つ7番・岡田吉功(都立王子総合)

 明治神宮球場の第2試合は、立教池袋都立王子総合が激突。
 昨秋はブロック予選を勝ち抜いて、秋季東京都大会本戦まで駒を進めた立教池袋に対して、都立王子総合は秋は1勝もできないまま秋を終えた。

 実績で見れば立教池袋に分があるが、この試合では都立王子総合が試合巧者ぶりを見せた。

 初回に先制点を挙げるも、その後すぐに逆転を許した都立王子総合。だが、慌てること無く3回にチャンスを作る。

 3回表、死球などで無死満塁のチャンスを作ると、5番・横田夏一が死球を受け手押し出しで同点とする。
 なおも満塁のチャンスから、6番・齋藤慧がライト前タイムリーで逆転に成功すると、その後も8番・佐々木翼のスクイズなどで追加点。
 この回一挙4点を挙げて、試合の主導権を握った。

 都立王子総合は、その後も着実に追加点を重ねる。
 4回には無死一、三塁から、3番・篠田拓郎のショートゴロの間に1点を挙げると、6回には2番・荒川公生タイムリーヒットで7点目。

 最後まで勢いで押し切った都立王子総合は、最終的に9対2と点を7点に広げ、8回コールドで勝利した。

 試合後、市川幸一監督は、「こんなに大差で勝てると思わなかった」と話し、選手たちの集中打に驚きの表情を見せた。
 次戦ではどんな戦いを見せるのか注目だ。

 一方敗れた立教池袋は、古賀賢之監督も清野主将のも悔しさを滲ませるも、「ゲームをやれただけでもありがたい」と感謝の気持ちを口にし球場を後にした。

 立教池袋は1週間後には試験を控えており、また校舎のある池袋駅周辺はコロナウイルスへの注意が必要な地域でもあり、満足に調整もできなかった。
 それでも清野主将は、「新しい目標を見つけて、高校野球の経験を活かしたい」と語り、その瞳は希望に満ちていた。

(記事=栗崎 祐太朗)

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