柴田丈や石井良太など、宮下以外にも注目選手がいる日体大荏原。5回コールドで好発進



三塁打を放つ柴田丈(日体大荏原)

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 プロ注目右腕・宮下 大地が、肘の疲労骨折のため手術を受けていたことが明かされた日体大荏原。大黒柱を欠く中での大会となったが、それでも都立南葛飾を相手に盤石の戦いぶりを見せた。

 先発マウンドは背番号13の末永。直球は120キロ程のサウスポーだが、低めに丁寧に投げることができる制球力があり、変化球も有効に使える。
 凡打の山を築き、序盤からテンポよく試合を進めた。

 打線も非常に活発であった。
 1回表、二死二、三塁から相手のエラーで先制点を挙げると、さらにランナーを二塁に置いて、6番・石井良太がライトへのランニングホームランを放って追加点を挙げる。
 2回にも相手のミスから追加点を奪い、3番・河野優希、4番・柴田丈のタイムリーなどで着実に点差を広げていった。

 日体大荏原は宮下ばかりに注目が集まっていたチームだが、その他にも能力の高い選手は多く目についた。
 まず守備で目についたのは、捕手の石井良太だ。
 イニング間のセカンド送球では矢のようなスローイングを披露し、手元のストップウォッチでは最速で1.86秒を記録した。1.9秒前後をコンスタントに記録しており、トップクラスの強肩を見せた。

 また3番・河野優希、4番・柴田丈、5番・大森洋和のクリーンナップも鋭いスイングを見せた。
 特に4番の柴田は4安打を記録し、身体能力の高さも垣間見せた。センターからの力強い強肩に、走る姿も背筋がスッと伸びて腰高。打撃でも強いスイングが印象的で、将来性に期待が持てる選手だった。

 最終的に試合は日体大荏原が投打で力を発揮して、27対0の5回コールド勝ちを収めた。潜在能力の高い選手が多く、次の試合でも期待が持てる内容であった。

 一方、敗れた都立南葛飾だが、実は今大会は他の部活動から部員を借りてきて臨んだ大会であった。
 主将の吉水雅貴も野球を始めたのは高校からで、試合では経験の差が出る形となったが、それでも単独で試合に出場できたことで表情は晴れ晴れとしていた。

 「未熟さが出てしまいました。もっと練習しておけばよかったと思いましたが、それでも最後に『南葛飾』の名前が残せて良かったと思います」

 また都立南葛飾の金子玲太監督も、「吉水は1年から頑張って、本当に成長したと思います」語り、3年間野球をやり切ったことを笑顔で称えた。
 点差こそ開いたが、都立南葛飾の選手たちは最後まで折れることなく、自分のできる最大限のプレーをしているように感じた。この経験を将来に活かして欲しい。

記事=栗崎 祐太朗

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