日大三、自慢の一発は出ずも6回裏に集中打。エース温存で7回コールド勝ち



勝利を決め整列に加わる柳舘(日大三)

日大三の小倉全由監督は打者陣に求めるレベルが非常に高い。得点をとったとしても、渋い当たりが続けば「今日は打線があまりよくなかったですね」というコメントが続く、まさに今日もそんな感想が飛んだ。

 日大三都立武蔵村山の先発・武元瑞葵は右スリークォーターからストレート、手元に動くボールに苦しむ。1回表こそ、二死一、二塁から5番西田の左前適時打で幸先よく先制し、。さらに3回裏にも無死三塁から3番柳舘は前進守備のショートの後ろを抜く適時打となり2点目を入れたものの、いわゆる日大三らしい強い打球を打つことができず、2対0のまま6回に入った。6回表、都立武蔵村山は1点を返したが、6回裏、日大三は二死満塁から2番熊倉 幹太の左前適時打で2点を追加し、4対1とする。3番柳舘、4番大城の連続適時打で6対1と点差を広げる。

さらに6番山田和の2点適時二塁打も飛び出し、この回、一挙6点を入れて、8対1と大きく点差を広げる。

 そして4回以降から投げている柳舘 憲吾は130キロ中盤の速球、スライダー、チェンジアップを投げ分け、4回無失点の好投。しっかりとゲームメイクし、日大三が8対1で7回コールド勝ちを収め、昨年に続き、ベスト8進出を決めた。

 柳舘は打っても3安打。日大三らしい大きくトップをとって、内回りのスイング軌道で鋭い打球を飛ばす左の中距離打者。現在、高校通算15本塁打を放っており、状況に応じていろんな方向に打ち分ける打撃技術の高さは優秀なものがある。

 小倉監督はこの試合の収穫としてエースの児玉 悠紀を投入せず勝てたことが大きいと語っていた。31日の都立冨士森戦で5イニング投げており、これで中2日置いて準々決勝を迎えることになる。

 それができたのも自滅しないことで信頼を受けている右腕・棚原幸、柳舘の力投が大きいだろう。そして2年ぶりの西東京大会優勝するには打線のさらなる奮起がカギとなる。

(取材=河嶋宗一)

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