都立に現れた最速136キロの大型左腕や中学時代9番サードから本格派右腕へ成長したエースなどタレント揃いの一戦に!


先発・武内風希(都立狛江)

 昨夏ベスト32の都立狛江と実力校・駒大高の一戦。選手の体格、きびきびとした身のこなしを見ても強いチームであることが分かる。シーソーゲームとしてもつれた一戦に。まず2回表、都立狛江が敵失から1点を先制。そして2回裏、駒大高が連打で逆転に成功すると、6回裏には駒大高の4番・山本航太の2点適時打、8回表には1点を返されたが、8回裏、駒大工は3番伊藤礼士の適時打で5対2と3点差へ。そして9回表に適時三塁打で1点を返されたが、駒大高が逃げ切り、初戦突破を果たした。

 ダイジェストで振り返っていったが、両校とも逸材が多い。

 まず都立狛江のエース・武内 風希は181センチ86キロと恵まれた体格をした大型左腕で、テークバックが小さい投球フォームから繰り出す直球は最速136キロを計測するという。実際に常時125キロ~131キロを計測し、球質の重さを感じる。本人が得意と語る110キロ前半のスライダーでも多くの三振を奪うことができる。

 前半は何度もピンチを迎えながらも三振を奪って切り抜け、駒大高の川端監督も「夏から経験しているだけあって、投球の幅が広がったです。きめに行くストレート、そうではないときのストレート。緩急もつけるのがうまいですし、さすがでした」と相手監督も認めるほどの投球のうまさだった。さらにパワーも素晴らしく。8回にはあわや同点2ランという大飛球を放った。

 敗れはしたが、数字以上に威力あるストレートを投げることができており、ピッチングの駆け引きも上手い。本人は硬式野球継続を希望する。需要はある投手だろう。