修徳1年生が活躍! 都大会初登板の床枝が好投し、鈴木悠が三塁打で突き放す



修徳4番・中西陸

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 雨続きで日程が大幅に変更になる中、修徳は14日に試合をした後、20日に2回戦と、ほぼ当初のスケジュール通りの試合間隔であったのに対し、佼成学園は、14日の試合の後は2回戦が26日で、3回戦は27日と2日連続の試合になるなど、変則な日程になった。

 佼成学園は、1、2回戦で完投した背番号11の平澤 燎ではなく、背番号1の左腕、森 士恩が先発した。一方修徳は、実績はほとんどないものの、荒井高志監督が「球に力がある。いい相手にぶつけようと思っていました」と、起用のタイミングを考えていた1年生の床枝 魁斗を先発させた。

 佼成学園の森士は、球に力はあるものの、全体的に高めが多く、1回表に2本の安打を打たれ、二死一、二塁。修徳の5番・芳賀 太陽の中前安打で二塁走者の間島 玉喜が本塁を突くが、佼成学園の中堅手・森慎之介の好返球で刺され、修徳は無得点に終わった。

 それでも修徳は、3回表にたたみかける。1番・間島の中前安打をきっかけに、2番・鈴木悠太の犠打を挟んで、3番・大澤 太一の中前安打で先取点を挙げると、4番・中西 陸の左中間を破る三塁打で大澤も生還。続く5番・芳賀が四球で歩くと、芳賀はすかさず二盗。二塁への送球が暴投になる間に、中西も生還した。

 「ほどよく緊張していました」と語る修徳の先発・床枝は、粗削りだが球威はある。四球はあるけれども、それは荒井監督も織り込み済み。三塁手で主将の岡崎秀馬がしきりに声をかけるなど、上級生の励ましも受けて、次第にエンジンがかかり始める。

 一方佼成学園は、3回途中から投手を前野 唯斗に代え、4回途中からは、ここまでエース格の働きをしてきた平澤 燎がマウンドに立つ。

 試合中盤からは、佼成学園・平澤、修徳・床枝の投手戦になり、膠着状態になった。
 8回表、修徳は一死後、6番・佐野 空が左前安打で出塁したものの、牽制で刺された。「これからゲームは動き出す」と、修徳の荒井監督は感じていた。

 都大会初登板ながら好投していた床枝が「やはり疲れはありました」という8回裏、佼成学園は2つの死球と内野安打などで二死満塁。6番森慎の代打で出た1年、背番号13番の三井 虎太朗が打って2人が生還。1点差に迫った。修徳は床枝に代えて、エースの唐津 健太を投入。唐津は7番・野沢 京平を二ゴロに打ち取り、傷口は広げない。

 すると9回表に修徳は1番・間島の二塁打などで一死二、三塁とし、2番・鈴木悠が右中間を破る三塁打を放ち2人が生還。修徳が追い上げる佼成学園を突き放した。

 修徳は今大会当たっている間島も、勝負を決める二塁打を放った鈴木悠も、先発し好投した床枝も、いずれも1年生だ。床枝は7回2/3を投げて、被安打4の自責点2。四死球は6あるものの、荒井監督の期待に十分応えた内容だった。こうした1年生が活躍できる背景には、上級生による雰囲気作りがある。準々決勝の相手は昨秋優勝の国士舘だ。荒井監督は、「ぶつかっていくだけです」と語った。

 敗れた佼成学園は3回にはミスも出たものの、3番手で登板した平澤の好投に象徴されるように、しっかり守れるチームである。それだけに、攻撃力の一段のアップを期待したい。

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(文=大島裕史)

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