2019年09月14日 日体荏原高校多摩川グラウンド

日体大荏原vs都立清瀬

2019年秋の大会 東京都大会 一次予選 1回戦
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スカウト部長・河嶋宗一の目が光る!全国逸材発掘レポート

日体大荏原、代役が穴を埋める活躍!そして主砲・河野が2ラン!7回コールド勝ち!



宇藤(日体大荏原)
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この夏、ベスト32進出した日体大荏原都立清瀬との初戦を迎え、9対2の7回コールド勝ちを決め、代表決定戦進出を決めた。

138キロ右腕・宮下 大地、抜群の強肩と俊足を誇る大型外野手・柴田丈、好捕手・石黒大志が残り、上位進出も期待できる布陣だ。しかしエース・宮下は肩甲骨の疲労骨折。そんな中でも代役が穴を埋める活躍を見せた。

 まず先発の背番号11の宇藤は力投。左スリークォーターから投げ込む直球は常時120キロ~125キロ前後の直球、スライダーを丁寧に投げ分ける技巧派左腕。しっかりと腕が振れた時のストレートの切れはなかなかのものがある。3回表には自身パスボール、4番山村のポテンヒットで1点を失ったが、4回、5回は無失点に抑え、5回2失点の力投でゲームメイク。

 宇藤はこの夏の練習試合で好投を見せチャンスをつかんだ1年生左腕。地元の川崎中出身で、軟式上がり。初の公式戦マウンドに「緊張しました」と苦笑いを見せたが、フォームの流れが良く、順調にいけば、都内でも注目される左腕になるのではないだろうか。

 また2番手の右サイド・松沼は110キロ前半の直球、手元で小さく曲がるカット系の変化球を織り交ぜ、2回無失点の好投。

 宮下のような球速があるわけではないが、2人ともそれぞれの強みを持った投手だった。

 

 打線は1回裏、4番河野優希(2年)のレフトへの適時打、6番柴田の2ランで3点を先制。しかしその後はなかなか点が取れず、苦しい試合展開。しかし5回裏、8番武藤のライトへの二塁打でチャンスを作り、一死一、三塁から2番平瀬の適時打、3番中村の適時二塁打で3点を追加し、6対2と突き放し、そして4番河野が甘く入ったチェンジアップを逃さず、フェンスをはるかに超え、多摩川に入るホームランとなった。これで高校通算3本塁打目となった河野。

 181センチ79キロと恵まれた体格をした左のスラッガー。名門・横浜南ボーイズ出身で、中学2年生の時に全国大会準優勝を果たしたが、河野はレギュラーではなく、3年生になっても出場機会に恵まれなかった。入学当時は181センチ72キロと細身だったが、トレーニングと食トレの成果もあり、7キロ増量に成功した。

「入学当時は細くて、ヒットを打つタイプだったんですけど、遠く飛ばすことを意識して、フォームも変えて、また体重アップもうまくかみあって本塁打を打てるようになったと思います」
筋肉質の体格や本塁打を打った時の飛距離を見れば、さらに量産が期待できるだろう。

 そして7回裏、1点を入れてコールド勝ちを決めた日体大荏原。代表決定戦に駒を進めた。

 次に対戦する昭和一学園は館 慎太朗、風戸 佑斗の2枚看板に、スラッガー・田中壮汰と好選手をそろえる。

 相原監督は現状の投手力だと打たれることを覚悟した上で、次戦へ向けての構想を語った。
「140キロ近い速球を投げる投手を複数擁しているので、速球と変化球の見極めが大事になると思います。いずれにしても今のチーム状態だと打ち勝つことを求めたいですね」
 打撃戦に持ち込めば、チャンスはある。夏休みの練習の成果が試される試合となるだろう。

(文=河嶋 宗一

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都立清瀬 【高校別データ】
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