迫力満点だった宮里と宮下の投げ合い!宮里の完封で岩倉が16強

 ベスト16を懸けた日体大荏原岩倉の激突は、戦前の予想通り迫力満点の試合だった。
 岩倉には東京代表としてキューバ遠征も経験した147キロ右腕・宮里 優吾が、そして日体大荏原にはこの春から夏にかけて急成長をみせた2年右腕・宮下 大地がいる。
 結論から言えば、宮里が名実ともに貫禄を見せた試合となったが、実力派同士の対戦とあり非常に見応えがあった。

 まずは岩倉の宮里が快調な立ち上がりを見せる。
 力のこもった直球に加えて、スライダーとフォークを織り交ぜる宮里は、4回までに毎回の5奪三振の投球を見せるなど安定感抜群だった。直球の走りもまずまずで、テンポの良い投球で、攻撃にリズムを与えていく。

 対する宮下は、立ち上がりが少し不安定であった。
 2番・仲俣愼之輔にレフト前ヒットを許すと、その後二死二塁として4番・山本 竜也にレフト前タイムリーを浴びて先制点を許す。多少力みが感じられたせいか、球が少し上ずっており、高めに浮いたところを痛打された。

 とは言え、その後の投球は見事であった。
 球威はまだ宮里のレベルには達していないが、球のキレに関しては目を見張るものがあり、回転数の高さを感じさせる。また、ボールの出所が非常に見えづらいフォームも秀逸だ。打席に立つと、見た目以上に球の速さを感じるのではないだろうか。

 4回を終えて得点は1対0、両投手の好投で試合は引き締まった投手戦となった。