粘って、粘って突き放す!立正大立正が完封勝利!

立正大立正vs駿台学園と春のベスト32同士の対決が初戦で実現。お互い守備力が高いチームで、初戦にしては高度な試合内容となった。

 試合前半は両チームのエースが持ち味を発揮。まず駿台学園の先発・藤木紫苑(3年)は169センチと小柄ながらインテリジェンスの高さを感じる好投手。右サイドから120キロ前半の速球、スライダー、カーブを投げ分ける技巧派右腕。突出とした球速はないのだが、間合いを取るのが実にうまく、走者を出してもばたつかない。立正大立正の内田監督も「走者を出してからも粘っこく、うまさを感じました」と投球内容をたたえる。

 一方、立正大立正のエース・谷口尚也(3年・右投げ右打ち・173センチ70キロ)も好投手。下半身主導のフォームから投げ込む直球は常時125キロ~131キロを計測。指先にしっかりと力が伝わったストレートを投げ込んでおり、空振りも奪える。スライダー、カーブをテンポよく投げ分けていきながら、投球を組み立てている。3回まで5三振を奪うピッチングを披露し、ゲームメイクする。

大きな相乗効果をもたらした。

 その後も谷口は綱渡りのピッチング。それでも得点を与えなかったのは内外野の堅い守備にある。外野手は抜けそうだと思うあたりにもしっかりと追いつき、また7回表、一死三塁の場面で前進守備を敷いたところで、遊撃手・大口祐希が横っ飛びのファインプレー。内田監督も「あれは大きいプレーでした。ああいうプレーができる選手として起用していましたが、よく捕ってくれました」とほめたたえた。 好プレーの後にチャンスあり。一死満塁のチャンスからボークで1点を入れ、さらに、一死三塁のチャンスから6番蔵本大輔(3年)は左越え適時二塁打で3点目を入れ、さらに8回裏にも3番本庄 康宗(3年)の2点適時打で5対0と突き放し、谷口は134球、5安打完封勝利で接戦を制した。

 粘って、粘って突き放す。内田監督が求めていた試合展開だった。
「今年は大砲がいるチームではないので、守りを重視しています。ずっと我慢しながら、最後は突き放す野球ができればと思いましたが、しっかりとできました。理想的といえば理想的ですが、無死満塁の場面で点が取れなかった場面もあるので、そこは次回へ向けての反省点です」と振り返った。

 立正大立正は内田監督が就任してから初めて神宮球場での勝利。実力校同士の一戦で、自分たちの野球を実践し、勝利をもぎとったのは大きな価値があるといえるだろう。

【 速報ページはこちら 】

■開催期間:2019年7月7~7月27日(予定)
■組み合わせ表【2019年 第101回全国高等学校野球選手権大会東東京大会】
■展望コラム【【東東京大会展望】二松学舎大附の夏三連覇を阻むチームは現るか?東東京大会を徹底解剖!】