都立雪谷が代表決定戦へ!エース・穂積は8回参考でノーヒットノーラン!



8回参考でノーヒットノーランの投球を見せた穂積(都立雪谷)

 夜から降り続いた雨により、中止が相次いだ15日の秋季東京都大会一次予選。16日には雨も上がり、都内各地でまた熱戦が再開された。
 日体大荏原高校多摩川グランドでは、都立雪谷都立上水が激突し、試合は甲子園出場経験もある都立雪谷が終盤の集中打でコールド勝ちを収めた。

 都立雪谷はまず2回、相手のミスや内野安打などで一死満塁のチャンスを作ると、8番・悉知がセンター前へタイムリーを放ちランナー二人が生還。チャンスをしっかりとものにして、2点を先制した。

 このまま一気に勢いに乗りたい都立雪谷だったが、都立上水も簡単には勢いを与えない。
 都立上水の先発・近藤は、ランナーこそ出すものの決定打を与えない粘りの投球で、2回以降は失点を許さない。都立雪谷に傾き掛けた流れをしっかりと食い止めて、少しずつプレッシャーをかけていく。

 一方、都立雪谷の先発・穂積も序盤から落ち着いた投球を見せる。試合後に芝監督は「試合前のブルペンはあまり良くなかった」と語ったが、低めに丁寧に投げ込む姿は非常に頼もしく、「安定感抜群」という表現を思わず使いたくなるような素晴らしいピッチングを見せた。
 両投手の好投が光り、試合は2対0のまま後半に突入した。

 緊迫した僅差での投手戦さえ予感させた前半だったが、後半に入ると都立雪谷が徐々に試合の流れを掴み始める。
 6回、都立雪谷は3番・日沼、4番・松下の連続ヒットで得点圏にランナーを進めると、一死後に6番・梶原がセンターへのタイムリーツーベースを放ってランナー1人が生還。欲しかった追加点を遂に挙げることができた。

 この1点で大きく勢いづいた都立雪谷は、ここから一気に突き放しにかかる。
 7回に相手のミスなどで2点を追加すると、8回には1番・永江のレフト前タイムリーや3番・日沼のタイムリーツーベースなとで、一挙に4点を奪うことに成功。これで点差は7対0となり、試合はそのまま8回コールドで都立雪谷が勝利した。

 試合後、都立雪谷の芝監督は「今日は先制しましたが、逆の展開になってもおかしくなかったです。勝たないと先が無いのがトーナメントなので、一回勝ったということを自信にして、やれることを徹底してやっていきたいと思います」と語り、明日の代表決定戦に向けて気持ちを引き締めた。
 また先発の穂積は、8回参考ながらノーヒットノーランという快投を見せた。穂積は「これまで調子が悪かったのですが、この大会に合わせてやってきので本領を発揮できて良かった思います。予選でも本戦でも一試合一試合戦っていきたいです」と笑顔で語った。
 都立雪谷は明日、都立東との代表決定戦に臨む。

(文=栗崎 祐太朗)

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