二松学舎大附、2年連続3回目の優勝!都立小山台、さわやかに散る

 

 試合開始前に、やや強い雨が降り15分遅れで決勝戦は始まった。

 日曜日の神宮球場は、都立小山台の応援席である三塁側から埋まりはじめ、やがて球場全体が埋まり、2万6000人の大観衆が詰めかけた。

 2年連続の優勝を目指す二松学舎大附か、都立校としては都立雪谷以来15年ぶりの甲子園出場を目指す都立小山台か。15年前都立雪谷に敗れたのは、二松学舎大附であったが、夏の甲子園大会出場に焦りすら感じられた当時の二松学舎大附と既に2回の夏の夢舞台を経験している今の二松学舎大附は違う。その分、都立小山台には厳しい戦いになる。

 決勝戦は、二松学舎大附は準決勝で好投した大庭 颯仁が、都立小山台の中1日での事実上の連投になる絶対的なエース・戸谷 直大が先発した。

 1回表都立小山台の1番・松永和也はライトに痛烈な打球。これを二松学舎大附の右翼手・畠山 大豪がダイブして好捕した。緊迫の決勝戦は、畠山のファインプレーから始まった。

 先制したのは都立小山台だった。2回表4番・會川和希が中前安打で出塁すると、5番・宮崎 雄大のエンドランが右前安打となり、一死一、三塁。6番・南大樹の中犠飛で會川が生還した。

 しかしその裏二松学舎大附は、6番・野村昇太郎、7番・有馬 卓瑠が連続バント安打。8番・山田 将義の遊ゴロは併殺になったが、野村は三塁に進み、大庭の中前安打で同点に追いついた。

 4回表都立小山台は、一死後5番・宮崎の右前安打、6番・南の四球、7番・西脇宗孝の投前バントは、一塁ががら空きになり満塁。ここで8番・吉田大晟が右前安打を放ち2人が生還する。

 その裏二松学舎大附はこの回先頭の6番・野村のライト線ギリギリに入る二塁打に続き、7番・有馬のバント安打、8番・山田の中犠飛で1点差に迫る。それでも都立小山台は、1番・右田 稜真の三遊間飛ぶ強いライナーを、遊撃手の南がダイブして好捕。都立小山台が踏ん張る。南は再三にわたる好捕で、エース・戸谷を助けた。

 二松学舎大附に流れを持ち込んだのは、5回表から登板した岸川 海であった。岸川は145キロ前後の速球を軸に都立小山台打線を奪三振2の三者凡退に抑える。