修徳、チャンスを生かして岩倉との強豪対決を制す

 

 全国大会でも実績を残している強豪がいきなり激突する2回戦屈指の好カード。ただ修徳は、春季都大会はチャンスに得点できず初戦で敗退した。また昨夏の準々決勝では、東亜学園に9回に6点のリードをひっくり返されて負けている。しかしこの夏は、こうした苦しい経験を糧に、選手たちはたくましくなってきた。

 

 修徳の先発、背番号18の結城貞斗は、初回を三者凡退で切り抜ける安定した立ち上がり。

 

 一方岩倉の先発、背番号11の坂本 一樹は、不安定な立ち上がり。1安打、2四死球でいきなり一死満塁のピンチを迎える。修徳にすれば、春はこうしたチャンスを生かせず敗れているだけに、重要な場面だ。ここで5番・石田楓矢が右前安打を放ちまず1点。さらに7番・染田棟皓の右前安打で2点を追加した。この一打は、春の悪夢を振り払う、貴重な安打になった。

 

 もちろん岩倉も、簡単に引き下がるわけがない。2回表、2年生ながら昨夏も経験している4番・荻野 魁也の左前安打に続き、5番・安部拓海のライト線への二塁打で二、三塁とし、7番・中山椋輔の深い二飛で、荻野が思い切ってスタートし、1点を返した。さらに3回表も、1番・前田拓実の中前安打、2番・安部拓海の二塁打で二、三塁とし、3番・中俣慎之輔の遊ゴロの間に前田が生還し、1点差に迫った。

 

 修徳は4回から小刻みに投手を代える。6回表マウンドに立ったのは、背番号10の福吉竜雅だ。福吉は4回表を三者凡退で切り抜けると、その裏修徳は、四球2個で二死一、二塁とし、3番・坂本 大起の遊ゴロは失策となり1点。さらに4番・牧野零士の左前安打で1点を追加した。

 

 修徳は5回裏も、岩倉の2番手、背番号1の小川雄太が三者連続四球で二死満塁とすると、2番・大房龍太郎の右前安打で2人を還し、勝負を決定付けた。

 

 岩倉は6回表から2年生右腕の宮里 優吾が登板し、キレのいい球を投げていたが、時すでに遅し。

 

 修徳は6回裏から背番号1の左腕・竹田大輝を投入。7回表に1点を失ったものの、安定感のある投球をして試合を締めて、7-3で修徳が勝利した。

 

 修徳は春の反省を生かし、チャンスを確実に物にしたことが、勝利につながった。ノーシードながら激戦の東東京で、優勝候補であることは確かだ。

 

 一歩岩倉は2年続けての初戦敗退。昨年は安田学園、今年は修徳と、強豪と初戦からぶつかり、エンジンが本格的にかかる前に敗れたことが、惜しまれる。

 

(レポート=大島 裕史)