粘る世田谷学園を振り切り東海大菅生がベスト16!


先制のホームを駆け抜けた田中幹也(東海大菅生)

 4月7日、春季東京都大会3回戦が行われ、ダイワハウススタジアム八王子の第1試合では東海大菅生世田谷学園が激突した。この春は一次予選からの4試合で、42得点を叩き出してきた東海大菅生に対して、世田谷学園は都大会からの2試合を接戦を制して勝ち上がってきた。東海大菅生の猛打を、世田谷学園がどこまで食い止めることができるのか、注目が集まった。

 1回、東海大菅生はいきなり速攻を見せる。
 1番・田中 幹也のツーベースを皮切りに一、二塁のチャンスを作ると、3番・渡部 俊介がライト前ヒットを放って、二塁ランナーの田中 幹也が生還。尚も一死二、三塁とチャンスを広げると5番・伴野 匠のサードへの打球が相手のミスを誘い追加点を上げる。その後も6番・成瀬 脩人の犠飛でさらに1点を追加して、初回にいきなり3得点。この日も、東海大菅生打線が爆発するかに思われた。

 だか、初回以降は試合がこう着状態となる。
 東海大菅生は2回、4回と得点圏にランナーを進めるものの、得点に繋げることができない。すると初回から東海大菅生に傾いていた試合の流れが、少しずつ世田谷学園にも傾き始める。5回表、東海大菅生に守備の乱れが出る。エラーから出塁を許し、二死二塁のピンチを迎えると、ライト方向に上がったフライを落球。二塁ランナーの生還を許し、点差は3対1と2点差に縮まった。

 相手のミスから1点を返し、ここからさらに追い上げていきたい世田谷学園。しかし直後の5回裏、今度は世田谷学園にミスが出る。
 無死一塁から牽制の悪送球でランナーを三塁に進塁を許すと、ワイルドピッチで点差は再び3点に広がる。世田谷学園は8回にも、9番・原田大地のタイムリーで1点を返すものの、その裏すぐに1点を返されて点差を縮めることが出来ない。

 試合は遂に最終回に突入し、世田谷学園がここからさらなる粘りを見せる。二死三塁のチャンスを作ると、代打・石井滉太郎のタイムリーヒットで1点を返す。尚も二死二塁の場面で、東海大菅生はここまで好投を続けていた中村晃太朗に変えて、背番号11の鈴木礼央をマウンドに上げる。鈴木は後続を三振に切って取り、試合は5対3で東海大菅生が逃げ切り、ベスト16入りを果たした。

 試合後、東海大菅生の若林監督は「2回、4回の拙攻や守備のミスで野手が足を引っ張ってしまいましたが、(先発の中村)晃太朗は自分のピッチングが出来ていました」と語り、先発の中村を笑顔で労った。また若林監督は「秋は初戦で負けてしまいましたが、去年よりも良いチームになると思っています。これで夏のシードも取れたので、公式戦の経験を多く積みたいです」と語り、次の試合、そして夏に向けて気持ちを引き締めた。

 今年も東海大菅生は西東京の主役となるか。今後の戦いも見逃せない。

(取材・写真=編集部)

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