都立高島が10万本のスイングの成果を発揮し、コールド勝ち!


主将・大沼(都立高島)

 昨秋、シード権を獲得し、2回戦から登場となった都立高島が初戦を迎えた。相手は同じく秋の都大会出場の中大附

 都立高島が1回裏からチャンスを作り、二死一塁から4番阿部 真尋(3年)の安打でチャンスを拡大させる。ワイルドピッチで1点を先制。さらに2回裏には9番の三塁打から1番大沼の犠飛で1点を先制する。

 着実に点を追加しているように見えたが、「初戦ということでがちがちでしたね」と選手の動きの硬さを感じ取った都立高島の島監督は「気楽に打て」と指示する。すると、6回裏、打線がつながる。

 一死一、二塁のチャンスで、6番戸部の右前適時打で3点目。7番後藤がライトへ適時三塁打を放ち、5対0と点差を広げる。さらに二死三塁から9番二神 の適時二塁打で6対0。そして1番大沼の左前適時打で7対0と、7回コールドの点差をつける。最後はエース・高橋が粘り強く守り切り、7回コールド勝ちで3回戦進出を決めた。

 島監督は「気楽に打てと指示を出したら、テーマにしていた右打ちもできるようになって驚きでした。冬に取り組んできた打撃力強化が実を結んできたと思います」と語るように、都立高島は徹底とした振り込みを行った。11月下旬の練習試合を終えてから3月中旬の解禁試合までのスイング数はなんと「10万本」。膨大なノルマ数を設定して、取り組んだ結果、打力アップ。島監督は選手の成長をこう語る。「スイングスピードが上がったことで、だいぶ手元まで呼び込んで打てるようになりました。また、軸がしっかりして、強く振れる形ができたことで、本塁打とまではいかなくてもどの方向にも鋭い打球が出るようになりました」
技術面の成長が、ワンランク上の野球ができるようになっている。次は明大中野八王子と対戦する。過去の練習試合では勝ったことがないという。だが、一冬の成長で自信を得た打力で強豪・明大中野八王子に一泡吹かせる野球を見せていきたい。

文・河嶋 宗一