関東一、都立日野との打撃戦を制し、3回戦へ!


好投を見せる畠山(関東一)

 関東一vs都立日野と強豪校同士の一戦が2回戦で実現。試合は打撃戦となった。

 まず関東一が初回に一死満塁から犠飛と宮田の適時打で2点を先制。2回表、都立日野の先発・山崎雄介が制球を乱し、押し出しなどが絡み、一気に7得点で、9対0と大きくリード。関東一が試合の主導権を握ったかのように見えた。

 しかし2回裏、都立日野は4番三枝泰知の本塁打で1点を返す。ここから7番高尾の適時打で2点を返し、3回表、3番富樫の中前適時打で1点を追加したものの、3回裏、6番横山の適時打、満塁のチャンスから7番高尾の走者一掃の適時二塁打で10対6と追い上げられてしまう。

 5回表、関東一は富樫の2点適時打で、12対6と点差を広げるが、その裏、押し出し四球で1点を返され、12対7と追い上げられる苦しい試合展開。しかしその苦しい展開を救ったのは、関東一の3番手・畠山 陽介。無死満塁の場面からマウンドに登っ太畠山。178センチ72キロから力強い速球を投じる右腕。都立日野打線に対し、「僕は気持ちで攻めていくしかない」と強力打線に対して恐れず投げた結果、5回を投げて無失点の好投で、関東一が粘る都立日野を下し、3回戦進出を決めた。

 試合後、米澤監督は「まだ四球で与えてもらった点数が多く、打撃面、守備面でも課題が残る試合でした」と振り返れば、主将の宮田 蒼太も「しっかりと打って点を取った点数が少ないですし、後半も打ち損じが多かったですし、そういう中で追い上げられていますから、本当に苦しい試合でした」と一時は大量リードを広げながらも苦しい試合と感じていた。

 次は駒大高と対戦する。米澤監督は「まだまだなところが多いですが、違った一面を見せてくれることを期待しています」と内容のある試合を求めた。これまでの関東一は苦しい試合運びとなっても、しっかりと制する粘り強さがある。その強さはしっかりと引き継がれている。あとは勝ち進むごとにその強さを発揮できるかにかかっているだろう。

 対する都立日野は、14安打7得点を奪ったように打線の破壊力は今年も健在。都内の上位の学校と比較しても引けを取らないものがある。だが、都立日野には強打だけではなく、しっかりと試合を作れて勝てる先発型投手を育成できるチームでもある。この試合を見る限り、投手力に大きな課題を残した。絶対的なエースを育て上げるのか、それともどの投手も試合を作れるまでの投手陣となっていくのか、夏までの都立日野の進化に注目をしていきたい。

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