今年もつないで打ち勝つチームに 早稲田実業が5回コールド勝ち発進!


挨拶する野村大樹(早稲田実業)

 昨秋ベスト16入りを果たし、シード権を獲得した早稲田実業。しかし3回戦で国士館に敗退。秋の大会終了後、早稲田実業は「打力アップ」を課題に冬場の練習に励んできた。今年の打線は高校通算54本塁打の主将の野村 大樹がいるが、一発に頼る打線ではない。野村は「秋までは自分の結果にこだわりすぎていました。しかし結果として打てずに負けてしまいました。それを反省して、今年は清宮(幸太郎)さんのような打者はいないので、僕はつなぐ意識をもって打席に立つことで、みんなもそれについていくようになります」と打席時の意識を変えた。そして練習量も増やした。年末の合宿では振り込みの数を重ねていった結果、春先の練習試合では連日、二桁得点を記録。パワーアップを実感して臨んだ春だった。

 1回表、エース・雪山 幹太(3年)が無失点で切り抜けると、1回裏からチャンスを作り、早稲田実業は二死一、二塁から敵失で1点を先制。さらに二死二、三塁から6番齋藤 恵太(3年)がライトオーバーの適時二塁打を放ち、2点を追加。その後、打者13人の攻めで、一気に8点を先制する。

 2回裏にも、一死一、二塁から7番雪山 幹太がレフトへ適時二塁打で2点を追加。さらに、9番江本 達彦(3年)の適時打で11対0。3回裏も押し出し四球が絡んで、15対0と大きくリードを広げる。

 4回表、駿台学園は7番森田の適時二塁打で1点を返したが、その裏、早稲田実業は犠飛とバッテリーミスの間に2点を追加して、17対1と点差を広げる。

 5回表、早稲田実業の2番手左腕・赤嶺 大哉が抑えて、5回コールド勝ちで3回戦進出を決めた。

 次の試合でも「20点取りたい」と語るように、早稲田実業は打ち勝つチームを目指している。この得点力が3回戦、4回戦で発揮できるか。

 ちなみに野村は選抜優勝の大阪桐蔭の主将・中川 卓也明秀学園日立の主将・増田 陸と同じ大阪福島シニア。高校に入って2人が寮生活ということもあって、直接連絡する機会は減ったが、「甲子園でプレーしている姿を見て負けられないという思いになりましたし、大阪桐蔭vs明秀学園日立の一戦はちょうど練習が休みだったので、テレビでずっと見ていました。あれで夏は絶対に甲子園に行きたいと思う気持ちになりました」と中学時代の仲間たちの活躍が野村のモチベーションとなっている。

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