藤井学園寒川vs石田
藤井学園寒川、石田の粘りにも慌てず快勝!
藤井学園寒川先発・尾田 拓人(2年)
初回、2回表と満塁のチャンスを石田先発・湯浅 翔太(1年・投手・右投右打・166センチ64キロ・さぬき市立長尾中出身)、池上 雄弥(2年主将・捕手・右投左打・160センチ55キロ・東かがわ市立引田中出身)の粘りで封じられ、2回裏には初安打も許す。通常なら慌ててもおかしくない展開にあっても、藤井学園寒川の選手たちは落ち着いていた。
3回表に3度目となる無死満塁から失策と8番・大西 敦貴(2年・二塁手・右投左打・161センチ54キロ・生駒リトルシニア<奈良>出身)の右前打で2点を先制すると、6・7回には7番・手城 樹(1年・一塁手・右投右打・168センチ80キロ・徳島市城東中<徳島>出身)の3打点などで5点を追加しコールド勝ち。先発の左腕エース・尾田 拓人(2年・左投左打・159センチ58キロ・高松市立香川第一中出身)も低めを丁寧に突いて6回3安打72球無失点でまとめた。
この日のスタメンは1年生が5人。「迫力」という部分では課題が多く残るが、この日はけがから回復途上により三塁コーチャーに専念した大型遊撃手・山本 久智(2年主将・右投右打・183センチ77キロ・桜井リトルシニア<奈良>出身)が復帰すれば、ここも改善されるはず。この秋、29歳の中野宏俊監督の下で彼らがいかに自らを高めることができるか。その先には、昨年夏のような選手層を駆使した甲子園出場が待っている。
(文=寺下友徳)
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