桜修館完封リレー、先発小林 6回被安打2、7Kの好投

 北区の私立桜丘と、目黒区の中高一貫の都立校である都立桜修館中等教育学校という、真夏の暑さの大田スタジアムでの「桜」対決になった。大田スタジアムは、海に近いだけに強い風が吹く中で、試合は行われた。

 桜丘の先発は2年生の右腕・渡部 静鷹。渡部は、夏の大会に雰囲気に緊張したのか、力みが見られ、制球が定まらない。

 1回表都立桜修館は死球の1番田中 修也が犠打で二塁に進み、3番の石井 正純がしっかり合わせた打球が右中間を破る二塁打となり都立桜修館がまず1点を先制。さらに5番小林 宗弘の左前安打で2点目を入れた。

 都立桜修館の先発は、初回適時打の小林。身長168センチと、さほど大きくはないが、体格はがっちりしており、ストレートは130キロ台半ば。スライダーのキレもいい。小林は1、2回を無安打に抑える。

 3回表都立桜修館は2つの四球と小林の中前安打で一死満塁とし、6番小坂 瞭斗の二ゴロの間に1点。続く吉仲 周作の中前安打で2人が還り、この回3点を入れた。さらに4回表にも都立桜修館は、4番池内 健人の右前適時打で1点を追加。6対0とした。

 投げては小林が3回と5回に1安打ずつ許したものの、6回を被安打2、奪三振7と完璧な投球。7回以降に登板した2年生の宇都宮 正卓、田村 駿介は、多少ヒヤリとする場面はあったものの、無失点に抑えた。

 エースの小林がしっかりしているだけに、都立桜修館は侮れない存在になりそうだ。一方、序盤力みが感じられた桜丘の渡部であるが、後半は粘りの投球で、都立桜修館打線に点を与えず、コールドを免れた。渡部にすれば、投げ切った経験は大きい。スタメンに1年生が3人名を連ねる若いチームだけに、今後の成長を期待したい。

(文=大島 裕史)

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