注目の清宮デビュー戦、早実乱戦を制す

清宮幸太郎(早稲田実業)

 通常、春季大会の3回戦は夏のシードがかかっている試合なので、スポーツ紙や専門媒体など数社程度が取材をしているが、この日は、記者室に入り切れないほど記者が集まり、テレビ局のカメラ取材もあった。

 リトルリーグの世界選手権で優勝し、スーパー中学生として知られる清宮 幸太郎早稲田実業入学、デビュー戦だからだ。
入学式を終えたばかりの高校1年生に、これほど注目が集まるのは、異例中の異例だ。スタンドには、父親で、ラグビー・ヤマハ発動機監督の清宮克幸氏の姿もあった。

 いつもと違う雰囲気の中で始まった試合は、1回表駒大高の1番倉田英明が二塁打を放った、後が続かず無得点。その裏早稲田実業は、一死一塁の場面で、3番打者として清宮が登場した。身長184センチ、体重97キロの体格は既に、1年生離れしている。その第1打席は一ゴロに終わった。

 駒大高の先発・吉澤慎祐は、「(清宮を)最初は意識しましたが、変化球がストライクに入って打たれませんでした」と、語る。

 注目の清宮の初打席は終わったが、ここから試合は荒れることになる。
早稲田実業の先発は、背番号10ながらも、昨年の夏、秋は背番号1であった松本 皓。しかし、松本はピリッとせず、2回表駒大高は、8番吉澤の二塁打や、9番登将紀の左前適時打などで2点を入れる。

 3回裏早稲田実業は、二死満塁のチャンスから、4番加藤 雅樹の右前適時打で同点に追いつく。

5回表駒大高は、3回から登板した早稲田実業の背番号1の宮崎 廉太を攻め、5番萩良徳の2ラン本塁打などで3点を入れ再びリードする。その裏早稲田実業は、またも加藤の適時打で1点を返す。

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