修徳が成城・伊藤を二巡目に攻略!

好投した庭野(修徳)

 「思った以上にボールが来ていましたね」
修徳の阿保監督が振り返るように、成城の先発・伊藤 開生(2年)は中々の本格派右腕だった。182センチ70キロから振りおろす130キロ前後(最速132キロ)のストレートに修徳打線は、振り遅れ気味だった。

 3回までお互い無失点で、成城の伊藤は二塁打を放つなど、どちらかといえば、成城が押し気味であった。しかし4回表、4回表、8番庭野 塁似(2年)の左前安打、ボークで二進し、二死二塁となって2番勅使川原 快(2年)の左越え適時二塁打で先制すると、さらに3番渕上聖政(2年)の左前適時打で2点を先制する。

 6回表、一死一、三塁のチャンスを作り、7番藤野竜樹(3年)の右横線二塁打で2点を追加すると、8番庭野も左前安打で続き、9番松本大成(3年)の右前適時打で5対0とすると、一死一、三塁から1番高嶋賢佑(2年)の右越え適時三塁打で、二者生還し、7対0とする。
 そして先発の庭野が7回無失点の好投で、コールド勝ちを決めた。試合を振り返って、阿保監督は、「ようやく2巡目、3巡目でとらえるようになりましたが、まだまだですね。もう少し思い切りが良くいってほしいですね。そうしないと次の国士舘さんの投手には勝負できませんから」とコメント。

 また好投した先発の庭野については、「非常に期待している投手で、場数を踏んでどんどん慣れていって、成長してくれればと思います」と期待をこめて起用しているようだった。

 敗れた成城の金木監督は、「伊藤については自慢の直球で攻めきれないところがあり、甘く入ったところを見逃さず打たれていました。そこが本大会のレベルなのであり、このレベルに対抗できる実力をつけていかなければなりません」と試合を振り返った。

 成城は18時半まで最終下校しなければならない学校で、グラウンドも他部活と兼用で、使用しなければならない現状である。そんな中で部員12人で投打を鍛えてきた。エースの伊藤は、打者としても3安打を記録。好打者のショートストップ・守屋 日南斗(3年)を含め、個々の能力は高い。
 この経験を活かして、夏までどこまで伸びるか楽しみなチームであった。

(文=河嶋 宗一

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