蓬田 拓己選手 (都立文京)

蓬田 拓己

球歴:都立文京

都道府県:東京

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:178.0 cm

体重:73.0 kg

学年:卒業

短評

野球部訪問より抜粋(2015年06月17日蓬田 拓己君と鈴木 悠人君という好投手がいるが、昨秋はブロック予選で敗退し、今春も都大会は初戦で敗退して結果が出ていない。そして、テーマとしては打撃力アップということで、都立広尾時代も行っていた、8メートルくらい前から投げて、それをバックネットへ向かって打つというティーバッティングを徹底している。とにかく、少しでも多くバットを振ること、思い切りのいいスイングを心がけるよう、この練習を打撃力アップのメインとして取り入れている。  蓬田君は、4月まではスピードはあるけれども高めに浮いてしまう球が多く、制球難ということもあって、なかなか公式戦でも投げる機会がなかった。そして、チームも敗退してしまったということで、上の大会に進出していなかったので、その存在はあまり知られてはいない。  しかし、秋から蓬田君の成長を見ている前川 達郎部長は 「5月になって背筋の使い方をマスターしたことで制球力がぐっと増してきたようです」 と、どこかのタイミングでコツを掴んだのではないかということを感じている。球が抜けなくなったことで、東京でも屈指の好投手に入るくらいの存在に成長したのである。 「このチームは、大会で勝っていないですから、まだまだ未知の部分もいっぱいあると思いますし、自信を持ち切れていないところはあるかもしれません。そこを練習試合を重ねて自信としていくことも大事です」  と、梨本 浩司監督は選手たちが自信を得ることで、意識を強く持っていけることに期待している。蓬田君も練習試合で本庄第一川越工市立松戸といった他県の強豪校を相手にしっかり投げ切れていくことで、自然と自信が身についてきている。都立文京としても、近年毎年のように好投手を輩出しているが、その中でも抜けた存在と言っていいくらいに、ここへきての成長は著しい。  ストレートは最速144キロを表示したこともあるという。コンスタントに138~9キロは出せており、特に試合の後半になっても球速そのものは落ちていないというところに成長の跡がある。また、スタミナ面でも十分にいけるということを示しているとも言えよう。これに、鋭いタテのスライダーと時に抜いたようなカーブがある。  まだ、中盤にたまに、ストレートが高めにすっぽ抜けた感じになって外れていくこともあるが、それでも、フォームバランスを崩したときでも、それをイニングの中で修正できるようにもなってきている。また、捕手で主将の江本 達哉君が好リードして蓬田君の持てるものを引き出している。 (補足) どうしても蓬田(よもぎだ)君のことが気になったので、梨本監督に話を伺ってみた。 蓬田君はコラムに説明してあるように5月からコツをつかんでから球速を高めてきた。 梨本監督は、去年まで都立広尾に在籍し、舛田 崚という好投手を輩出したが、 彼と比べるとピュッと伸びるような球質ではないが、ズドーンと来る 球威ある直球を投げる投手のようだ。いずれにしても、この夏の注目投手であることは間違いない。
更新日時:2015.06.17

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です