手登根 祥選手 (浦添工)

手登根 祥

球歴:浦添工

都道府県:沖縄

ポジション:三塁手

投打:右 / 左

身長:178.0 cm

体重:80.0 kg

学年:卒業

寸評

1年生ながらがっちりとしており体格にも恵まれている選手です。秋にもホームランを1本放つなど長打力を売りにするスラッガータイプです。 (通産12本 2011/01月現在) <現状> グリップの位置は耳の辺りと高めに添え、バットを軽く寝かせ、気持ち分開いてスクエア気味に構える選手です。 軽くバットを揺らしリズムを取り、投手が踏み込む直前くらいに始動し、スイングしてきます。 リストワークには柔らかさを感じさせ、ヘッドの効いたスイングは迫力があるというよりもシャープといった感じでしょうか。フォロースルーも高めに、そして深くとってくるので強打者と感じさせます。 踏み込んだ足元も崩れています。膝の開きはまずまず抑えられているものの、腰の開きもやや早さを感じさせます。こういったところを見ると長打の殆どは、センターからライト寄りが多いと思います。 頭の位置も前に動いてしまっている部分も課題でしょうか。 膝や股関節はあまり使えるタイプではないです。 打撃の印象としては、上半身には光るものがあるものの、土台である下半身には課題が多い印象ですね。下半身を使って飛ばすというよりは、持ち前のリストの強さや強靭な上半身の力によるものが多いのではないでしょうか。 また、膝を柔軟に使える選手ではないので変化球への対応には課題を感じさせます。スイングに柔らかさがありますが、それを活かしきれていません。しかし、スラッガータイプなので対応力を求めて小さく纏まっては欲しくないです。 良い点は、課題もあり脆さもありながら既に通算12本塁打という事は、甘い球を逃さずしっかりと捉えることができていると言えるます。こういった甘い球を逃さない集中力の高さが彼の一番の良さではないでしょうか。これから下半身を上手く使えるようになると更にホームラン数が伸びると思います。 引っ張る打撃が得意だと思いますが、状況に応じて逆方向へ打つちチームプレーがことができるなど、決して御山の大将的な雰囲気を感じさせる選手ではありません。 守備も安定感があり、反応やグラブ捌きも良く1年生ながら守備の上手い選手です。これから鍛えていけば更に上手くなると思います。肩も強いですし、送球も安定しているので、将来的にもサードを任せられる選手だと思います。 足に関しては決して遅くはないですが、リードもそれほど大きくないですし、次の塁を狙ってやろうという意識はあまり感じないので、足を売りにするタイプではありません。 走力はそれほどでもないですが、打力・守備力には1年生とは思えないほどレベルの高さがあります。
更新日時:2011.01.21

将来の可能性

課題自体は多いですが、少しずつ修正されていければ良いと思います。大きい課題ではないですし、変に小さく纏まらず、スケール大きく育って欲しいです。 集中力の高さがあるものの、プレーを見ていても大人しくいまいち貪欲さを感じさせない選手です。チームの中心選手でもありますし、県内でもこれからどんどん注目されてくる選手でしょうから、もっと雰囲気を身に付けてきてもらいたいですね。 順調に伸びていけば、最終学年ではプロからも注目される程の選手になると見ているので、これからの成長を期待しています。
更新日時:2011.01.21

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