平山 大海選手 (鹿児島実)

平山 大海

球歴:鹿児島実

都道府県:鹿児島

ポジション:遊擊手

投打:右 / 左

身長:166.0 cm

体重:62.0 kg

学年:卒業

寸評

鹿児島実のショートストップ。抜群の動きを見せる選手で、抜けそうな打球でさえもあっという間に追いついてアウトにしてしまう守備範囲の広さと地肩の強さを誇る。神宮大会NO.1ショートだ。 (打撃) スタンスはオープンスタンス。グリップを肩の位置に置いて、バットは寝かせ気味。投手の足が降りたところから始動を仕掛けていき、足を小さく上げてインステップする。上から叩くが、スイングの軌道がボールの上っ面を叩くスイングなので、打球がどうしても三遊間に飛ぶ。流せる技術が高いのは良い。カーブを流してレフト線へ飛ばすことができるのだから。しかし左方向へ打球が多いのが気がかり。打球の方向が一定だとシフトは取りやすい。時には引っ張れ、長打が打てる選手にようになると面白い。 (走塁) 塁間タイムは4.05秒前後と中々の俊足。超俊足というタイムではないが、彼の場合、殆どが流し打ちな為、盗塁センスは高く、左投手からもスタート良く切ることができており、明徳義塾戦では2盗塁を決めた。塁に出塁すれば、塁を盗むことを伺っており、気が抜けないランナーであることは確かだ。 (守備) 抜群の動きを見せる平山。彼の守備に目が留まったのは鹿児島大会の決勝戦。樟南戸田 隆矢をウォッチしようと観戦した試合だが、抜けるかと思われる打球をいち早く反応し、逆シングルで捕球し、アウトにする姿に魅了された。 守備の安定感は神宮大会に出場した選手の中でも際立っていた。打球に対する反応の良さ、出足の素早さ、グラブ捌き、球際の強さが、並みのショートに比べて違う。地肩の強さは普通だが、まさに上手いショートである。
更新日時:2010.12.24

将来の可能性

守備の巧さ、走塁の上手さを見るとセンスの塊といっても良い選手だ。何事も完ぺきを追い求めるタイプのようで、その姿勢が今の守備を生みだしている。だからこそ今の打撃内容には納得がいっていないだろう。叩きつけて流し打ちする打撃は打球が速くなる、跳ねやすい神宮では有利でも、上のレベルでは苦しむことになる。この冬は打撃強化に図って、来年は長打も打てる選手になってくると面白みが増すだろう。注目してみたい。
更新日時:2010.12.24

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