柳本 啓佑選手 (天理)

柳本 啓佑

球歴:天理

都道府県:奈良

ポジション:外野手

投打:右 / 左

身長:177.0 cm

体重:67.0 kg

学年:卒業

寸評

神宮大会では、2番・中堅手として出場。右に左へと打ち返す幅の広い打撃と、三拍子バランスの取れたプレーヤーだった。 (守備・走塁面)  一塁までの塁間を4.1秒強ぐらいで走り抜ける基準以上の俊足。プロの基準は4.2秒だが、プロで足を売りにするには3秒台の脚力が欲しいところ。新チーム結成以来の40試合で8盗塁と、高校生としては、まずまずの脚力の持ち主だと評価できそうだ。  中堅手としては、現時点では可も無し不可も無しといった感じで、地肩も平均レベルぐらいだろうか。そういった意味では、守備・走力に関しては破綻のない選手。これからは、より精度を高めて売りにできるぐらいに引き上げて行きたい。 (打撃内容)  新チーム結成以来の打率は、.397厘と高いのだが、こと公式戦に限ると.275厘と低下する。これは、相手投手レベルが上がると、厳しいことを現状示しているのかもしれない。右に左へと打ち返す幅広い打撃が、この選手の持ち味だなので、全国レベルでのスピードへの対応がl今後の課題だと言えそうだ。  前足を軽く引いて、バランスよく構えます。ただ残念なのは、仕掛けが、一度ベース側につま先立ちし、投手のリリース前後で始動する「遅すぎる仕掛け」を採用している点。これが、全国レベルの投手のスピードに対応仕切れない要因かもしれません。  足を小さくステップし、ベース側にインステップ。その足下がブレないでスイングできているのは良いのですが、左の巧打者タイプの彼は、アウトステップか真っ直ぐ踏み出す方が、対応力は増すのではないかと思います。打撃の準備段階である「トップ」は早く作れておりますし、上からボールに向かってロスなく振り下ろせています。ただもう少し軸足に粘りみたいなものが出てくると、外角低めの球にもついて行ける気が致します。
更新日時:2011.02.17

将来の可能性

現状、守備・走力は基準レベルも、売りにできるほどではない。打撃も仕掛けの問題が解決できれば、もっとスピードにもついて行けそう。すべてに関して、それほど際だつ特徴はないかなと思います。これから上のレベルで野球を続ける、あるいは甲子園でも活躍することを考えると、課題を見据えつつ、自分の特徴をいかに見出して行けるのかにかかっているのではないのでしょうか。今後の進化に、期待してみたいと思います。
更新日時:2011.02.17

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