八木 健太郎選手 (早稲田実業)

八木 健太郎

球歴:早稲田実業

都道府県:東京

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:176.0 cm

体重:76.0 kg

学年:卒業

寸評

 1年夏には公式戦のマウンドに上がり、MAX141キロを記録し注目されました。2年夏には、4番打者としても注目。3年夏は、エースナンバーをつけて、一番打者として出場しました。 (第一印象)  投手としては、やや伸び悩んだ感はあり打撃の方が目立つ存在でした。それでも最後の夏には、背番号1をつけチームを引っ張りました。ただコースを突く意識が強すぎて、敗れた都立日野戦では序盤から四球を連発するなど苦しいマウンドとなりました。ただ普段は、コースを丹念に突くタイプの投手ではないかと思います。けして力でねじ伏せるような投手には、この試合を観る限りはしません。 (投球内容)  オーソドックスなフォームから、常時130~135キロぐらでしょうか。横滑りするスライダーと、フォークなどを交えてきます。 <長所>  グラブは最後まで体の近くにあり、両サイドの投げ分けは安定。ただ足の甲を押し付ける時間が短いので、ボールはやや上吊る傾向が観られます。それでも「球持ち」は悪くはないので、元来制球はそれほど悪いタイプではなさそうです。 <課題>  体の開きが早いので、コースを突いたような球でも、いち早く球筋が読まれ踏み込まれて打たれます。この辺を改善して行かないと、幾ら球速を増しても、その効果は薄いでしょう。
更新日時:2012.07.31

将来の可能性

 投球フォームを見る限り、大きな欠点はあまりありません。ただ特筆すべき点にも欠けるので、実際の投球も特徴に欠けるきらいがあります。もう少し一つ一つの動作をきっちり行うことで、レベルアップが期待できるでしょう。野球への探究心を強く持ち、日々鍛錬に励んで欲しいとおもいます。今のままだと、大学などで野球を続けても、中途半端なところで埋もれてしまうでしょう。今度出会う時は、びっくりするぐらい大きな成長を遂げていてくれることを期待しています。
更新日時:2012.07.31

寸評

 旧チームから4番・右翼手として出場し、投手としても140キロ近い速球を投げられる高いポテンシャルが自慢。 (第一印象)  強肩・俊足の高い身体能力に加え、強打の持ち主。ただその分、技術的な意識に欠け、まだまだ課題の多い素材型の印象は否めません。 (守備・走塁面)  一塁までの塁間を、4.4秒弱で走り抜ける。これを左打者に換算すると、4.15秒弱に相当するなど、中の上レベルの俊足。右翼手としても、落下点への入りも悪くなく、守備力も悪くありません。ただ投手として140キロ近い球を投げられる割には、あまり返球に鋭さが感じられず、自慢の強肩が生かしきれていなかったのは残念です。いずれにしても、脚力・地肩共に上のレベルでやって行ける高い身体能力があり、それを生かす術を磨くことが今後の課題だと言えるでしょう。 (打撃内容)  前足を軽く引いて、腰深く沈めて構えます。始動が遅すぎるので、どうしても打てるボールが限られてしまうのが気になります。 <長所>  ベースから離れた方向に踏み出すアウトステップ打者で、内角の球を強く意識したスタイル。それでも踏み込んだ足元はインパクトの際にブレないので、ある程度外角の球にも対応できます。  動作がシンプルなので、頭の動きも小さく、開きも我慢でき軸足も大きく崩れません。軸を起点に、綺麗な回転で打てています。 <課題>  始動から着地までの「間」が作れない打ち方なので、狙い球を逃さず叩く「鋭さ」が求められます。読みが外れたときは、どうしても脆さが出てしまいます。  打撃の準備であるトップを作るときに、グリップが体の奥に入りがちです。そのためバットが、なかなかスムーズに出て来ません。更に腰が早く逃げて、バットも体から離れて遠回りに軌道します。外角の厳しい球や低めの球への対応に課題を残します。
更新日時:2012.07.08

将来の可能性

 残念ながら投手としての投球は確認できませんでしたが、打者としては上のレベルでも通用する高い身体能力が魅力です。この一年の間に、どのぐらい技術的な考察をし、自分を高めてきたのか気になります。最後の夏にどんな活躍を魅せてくれるのか、今から非常に楽しみです。
更新日時:2012.07.08

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