蛯名 翔人選手

蛯名 翔人

球歴:

ポジション:二塁手

身長:182.0 cm

体重:75.0 kg

学年:卒業

寸評

中村紀洋(現楽天)内野手を指導した長谷監督も、「パワーは、お前の方が凄い!」と絶賛する、高校通算30本塁打以上のスラッガー 穴田 真規について今回は考えてみたい。 (プレースタイル)  構えた時から、スラッガーの雰囲気がプンプンして来る強打者。振り終わったあとに、自分の上半身の強さでバランスを崩すほど、バットを思い切って振って来るのが、この選手の最大の持ち味。どことなくその雰囲気は、大阪渋谷高校時代の中村紀洋に似たものを感じさせます。 (守備・走塁面)  残念ながら、私の観戦した試合では、一塁までの到達ラップは計測できず。ただ試合での動きを見る限り、けして足を売りにするタイプではなさそうだ。 また私が観戦している間、一度も三塁には打球は飛ばず。ただ練習やボールまわしなどを観る限り、三塁手としての動きは悪くなさそうだし、MAX143キロを誇ると言われる地肩も基準以上のものは充分ある。上のレベルでも、三塁手としてやって行ける能力はありそうだ。 ことその動きを見ている限り、走力・守備力でアピールできるほどではないにしろ、将来的には破綻のないレベルまでは押し上げられるのではないのだろうか。 (打撃内容)  私の観戦した4打席では、外の球について行けない印象を受けた。またスイングが鈍く、上のレベルの球速・キレに対応しうるだけのヘッドスピードが身につけられていない気がする。 最大の課題は、アウトステップした後、早くバランスが崩れてしまうので全く外の球に対応できない点。またスイングが鈍く、一定レベル以上のスピード・キレには現状対応できないであろうヘッドスピード。ボールを捉えるセンス・球の捌きにも、それほど光るものは感じられなかった。 (意識づけ)  前の打者への投球を見ながら、次の打席に備えていると言った感じは正直受けなかった。またその所作からも、それほど試合に集中している感じではなく、試合への入り方にも疑問を持つ。 また素振りをするにしても、何かチェックポイントを決めて行っている感じはしてこない。ただ打席に入る時には、ラインを踏まないような細やかさは感じられ、足場の馴らし方もこだわりにあるようだ。 こういった部分を見ていると、まだまだ並の高校生であり、高校から野球で飯を食って行こうと言う気構えは、正直感じられなかった。
更新日時:2010.09.28

将来の可能性

見た目のごついイメージと違い、本質的にはアベレージ打者の傾向が強かったり、細やかな側面が垣間見られたことは意外だった。しかしまだまだ野球への意識・技術にも乏しく、高校からプロへ行くのは、時期尚早だと思われる。結局圧倒的なパワーがあろうとも、ボールをしっかり捉えられなければ始まらない。まずは、技術を高め、スイングを磨き、更に上を目指していただきたい!プロ入りは、それからでも遅くはないだろう。
更新日時:2010.09.28

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