斉藤 健汰選手 (横浜)

斉藤 健汰

球歴:横浜

都道府県:神奈川

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:183.0 cm

体重:80.0 kg

学年:卒業

短評



 春のボーイズ日本一に輝いた武蔵狭山ボーイズ改めて、武蔵嵐山ボーイズ。春夏連覇を目指し、夏の大会に向けてチームを仕上げていくなかで、先頭に立つ主将が西田瞬内野手(3年)である。  5月に開催された鶴岡一人記念大会の東日本ブロックの選考会でも、選手の先頭に立って行動するなど、キャプテンシーにあふれた人柄の選手が印象深い。チーム取材時も、チームメートへ厳しい一言をかけるシーンもあれば、下級生に歩み寄って励ます一面もあるなど、良い先輩という印象だった。  打席に入れば、快音を連発させて長打を放つ強打者。精密機器・ラプソードによると、取材日の打球速度は最速138キロを計測した。加えて打球角度は平均19.8度を記録するという結果が出た。ラプソードの担当者曰く、長打になりやすい角度は25~30度とのことなので、西田はやや下回っているものの、打球速度とのバランスが良く、最も長打が出やすい選手だという。  本人はメジャー・カブスの鈴木誠也外野手(二松学舎大附出身)のように、広角に長打を打てることを目指しているが、取材日の打撃練習を見ると、木製バットで広角に打球を飛ばしており、鈴木を彷彿させるところもあった。そんな西田の打撃を支えるポイントは飯野監督から指導を受けている並進運動の習得が大きいという。  軸足の内ももを球にぶつけるように重心移動をさせて、強烈なインパクトを実現させている。その成果で逆方向にも強打が飛ばせるようになり、打者として一回り成長できたという。  打撃シーンを振り返ると、突っ込むほどではないが、並進運動の肝である、踵の着地の分だけ重心移動して球に対してぶつけることができている。加えてこねることなく押し込めている印象が強い。身長173センチ、体重71キロとひときわ目立った体格をしているが、長打を連発できるのも、そのフィジカルもうまく生かしたパワフルなスイングに起因している。  本人は野手中心とは言いながら、マウンドに上がれば最速126キロを計測する速球派右腕でもある。リリースの強さを感じさせる投球モーションで、躍動感もあるのが印象的だ。  投打ともに光るものがある西田。チームの春夏連覇に向けて、主将としてけん引する。
更新日時:2022.06.18

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