中学生の投球を見ていて、最も惹かれた投手がいる。それが筑後ボーイズの青木朔真投手だ。181センチと中学生としては長身で、上半身、下半身が連動した投球フォームから常時130キロ前半の速球を投げ込む。
最速141キロを計測するが、何より惹かれるのがフォームの良さ。こんなに鋭く振れて、スピンがかかった速球を投げ込む投手はそうはいない。
青木の速球が高回転なのは、見た目だけではなく、数字にも実証されている。高校野球ドットコムの取材で、投球練習を行った青木は130キロ前半の速球を連発し、回転数は常時2100台。縦の変化量も高く、ホップ成分が高いストレートだった。
まだ体が細く、故障がなければ、高校3年生の時には150キロは十分に狙える投手。世代トップクラスの投手に成り得る素質は十分に持っているので、ぜひ今のカラーで、のびのびと育ってほしい。
更新日時:2022.02.14