逢坂 拓未選手

逢坂 拓未

球歴:

ポジション:内野手

身長:181.0 cm

体重:84.0 kg

学年:卒業

寸評

2010年度において、北信越でNO.1右腕と評判だったのが、この柿田 裕太。しかし甲子園開幕戦で登場した柿田は、強打・九州学院の打線に粉砕された。これが彼の実力なのか?夏の長野大会の投球も加味して考えてみたい。 (投球スタイル)  MAX143キロのストレートが売りの投手だと聞いていたが、甲子園では130キロ台前半~MAXで139キロ。その球威・キレは物足りないものだった。元々この投手、ストレートで押すと言うよりは、カーブ・スライダー・縦スラ(フォーク?)など、変化球を上手く交えて仕留める総合力で勝負するタイプの投手。ただ甲子園でのできは特に悪く、この点では少し割り引いて考えて良さそうだ。 ストレート 130キロ台前半~MAX139キロ 私がチェックした試合も長野県大会の終盤戦のものだったので、連投による連投で、けして万全の状態ではなかっただろう。それでも勝負どころでは、力のある球を投げており、甲子園の時よりは勢いのある球が随所に決まっていた。ただこの投手、身体の開きが早い上に、球自体にもそれほど威圧感はないので、それほど甘くない球でも痛打を浴びる場面が目立ったのは気になる材料。 変化球  主に横滑りするスライダーでカウントを整え、追い込むと縦の変化球で空振りを誘う。更に余裕がある時は、カーブなどを織り交ぜ投球にアクセントをつけている。 その他 クィックこそ1.1秒台で投げ込むなど素早いのだが、フィールディングは上手くなく、牽制もさほど鋭くない。ただ大まかに両サイドに投げ別ける制球力はあり、長野県予選でも60イニングで18四死球と、目安であるイニング数に対し1/3以下に抑えている。 元来は、マウンド捌きなども悪くない。ただ調子の悪い時にどうにかする投球ができなかったことは、今後の反省点。そう考えると、まだまだ全国レベルの打者を抑え込むだけの技術がないと言う、力不足を露呈することになった。
更新日時:2010.09.20

将来の可能性

まだまだストレートの平均での物足りなさ・キレなどの球質・悪いなりに試合をまとめられる投球術などの観点からも、高校からプロとなると物足りない。 持っている変化球や制球力は悪くなく、縦の変化と言う決め手があることからも、レベルの高い環境などで実戦力を磨けば、4年後は楽しみな存在。すでにプロ志望届けが提出されているようだが、本人のことを考えれば、アマでもう少し力を付けてからの方が賢明ではないのだろうか。いずれにしても、2010年度においけ、北信越地区NO.1右腕と言う評価は、今なお揺らがない。
更新日時:2010.09.20

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