本宮 佳汰選手 (安田学園)

本宮 佳汰

球歴:安田学園

都道府県:東京

ポジション:外野手

投打:右 / 左

身長:161.0 cm

体重:60.0 kg

学年:卒業

寸評

 安田学園のキーマンは7番の本宮 佳汰である。唯一、1年生ながらレギュラーを獲得。161センチと小柄ながら、俊足強肩の巧打者である。  まず彼を初めて見たのは佼成学園戦。いきなり三塁打を打つ姿を見て、7番だけど、コツコツ当てて良い選手だなという印象しかなかった。彼の評価は試合を見るごとに高まっていく。準決勝の日体荏原戦では逆転三塁打を打つ。2試合続けて得点打を打ち、なかなか勝負強い選手という印象を持ち、決勝の早稲田実業戦では攻守でアピール。早稲田実業の内野手の守備ミスをセーフティスクイズ、ピンチを救う三塁捕殺。そして関西戦では自慢の強肩で、二度の捕殺を決め、安田学園を語る上で欠かせない存在となった。 (打撃) バットを一握り余してバットを持ち、振り切っていく打撃スタイル。内野手の間に鋭い打球を飛ばしていく選手だ。 スタンスはオープンスタンス。グリップを肩の位置に置いて背筋を伸ばして構えている。投手の足が降りたところから始動を仕掛けていき、足を小さく上げて真っすぐ踏み込んでいく。早めに始動を仕掛け、対応していく選手。トップの動きは小さく、コツコツと捉えていくが、最短距離で捉える選手ではなく、どちらかというと弧を描いて振り切っていくスタイル。まだスイングが遅いのか、振り遅れの打球が目立つ。振り切ってレフト前へ落ちる打球も、彼の打球の方向を事前にキャッチしていたのか、正面のフライとなっていた。 (守備・走塁) 彼が売りにする外野守備。一歩目の反応はまずまずで、後ろの打球にも対応できている。得意にしているスローイング。本人も肩の強さとコントロールには自信を持っていて、キャッチャーミットへ狙い通りにスローイング出来るコントロールは天下一品。前の打球に対しては躊躇なく突っ込んで、ピンポイントでおさまってくる。投手としてはこれほど力強い存在はいないだろう。 塁間タイムは4.00秒前後で駆け抜ける俊足。セーフティ犠打で3秒75を計測する。脚力は素晴らしいものはあるが、全4試合で積極的に盗塁を仕掛けることはなく、今後は積極的に盗塁を仕掛けてほしい。
更新日時:2012.11.24

将来の可能性

 走塁・守備は一級品で、投手陣、野球センスが素晴らしい選手であるということは伝わった。選抜でも怖いもの知らずのプレースタイルで、チャンスを切り開き、相手から嫌がれるプレーを見せてくれるはず。あとは課題である筋力的なモノが強くなって、打撃面に力強さが出てくると存在感が出てくる選手だろう。  堅守・安田学園のキーマンとなる存在。さらに力量を高め、ヒーローと呼ばれる活躍を見せてくれることを期待したい。
更新日時:2012.11.24

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