北 竜馬選手 (佼成学園)

北 竜馬

球歴:佼成学園

都道府県:東京

ポジション:遊擊手

投打:右 / 右

身長:175.0 cm

体重:74.0 kg

学年:卒業

寸評

 佼成学園の期待の1年生ショート。中学時代は投手として鳴らしてきたように強肩を活かした守備と右、左に打ち分ける選手だ。 (打撃)  打力の高さ、スイングの鋭さは普通の高校1年生に比べて優れており、捉えた打球はライナー性の打球が多い。そして彼は集中力が高く、難しい球には手を出さず、打てる球を打ち損じることなく打ち返せるのも魅力。佼成学園の選手の中では一番打席の中で、鋭さというものを感じさせる。  スタンスはオープンスタンス。背筋を伸ばしてすらっと立って、構えている。ただ調子が悪い時は棒立ちになってしまい、打撃の準備に遅れやすい傾向が目立つ。投手の足が着地する寸前に始動を仕掛けていき、足をあげて真っすぐ踏み込んで打ちに行く。足上げでしっかりと間を取っていきながら、踏み込んだ足もしっかりと踏ん張ることができており、下半身の動きは悪くない。  トップの動きを見ていくと捕手側方向へ引いていき、しっかりとトップを作ることができている。トップからインパクトまでロスのないスイングが出来ている。スイングも鋭く、芯で捉えることができれば、長打を量産する。気になったのは足上げの時間の長さがロスにつながっているのか、ポイントが遅れる打撃が目立ったこと。スイング自体は問題ないが、まだ自分のポイントで捉えることができていないのが課題。一定以上のレベルに振り負けないスイングスピードを備わっていくと、彼は都内屈指の内野手へ成長を遂げていくのではないだろうか。 (守備・走塁)  彼は守備の動きがまだ遅い。肩は強く、やや深いところからダイレクトで投げられる肩の強さは持っているが、それに頼ったプレーしていて、傾向としては良くない。特に前の打球に対する詰めが甘く、内野安打にすることが多い。ショートのポジションに必要な俊敏性が足りない。  塁間タイムを測ることができなかったが、あまり足を売りにする選手ではないように感じた。
更新日時:2012.11.07

将来の可能性

 目立った活躍はないものの、スイングスピード、打撃技術を見ると東京都内でも屈指の選手であり、順調に成長して最終的には三ッ俣大樹のような内野手に成長するのではないかと思っている。課題は守備。まだ肩の強さに頼ったプレーが多いので、もっと深く突きつめていき、来年には走攻守三拍子で成長した姿を見せてくれることを期待したい。
更新日時:2012.11.07

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