鈴木 裕史選手 (秀岳館)

鈴木 裕史

球歴:秀岳館

都道府県:熊本

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:174.0 cm

体重:77.0 kg

学年:卒業

寸評

 今年の秀岳館では、 元山 裕司 が話題ですが、もう一人注目する投手がいます。 鈴木 裕史です。昨夏は、背番号20を付けて活躍しました。今回は、秀岳館鈴木裕史について、注目してみたいと思います。 (投球内容)  スリークオーターから繰り出すストレートは、昨夏の時点で常時130~135キロぐらい。小さく手元で曲がる、スライダーとのコンビネーションが光ります。両サイドにきっちり投げ別けられるコントロールもあり、当時から制球力には好いものがありました。この制球力だけでなく、牽制は鋭く、クィックもフィールディングも悪くありません。控え投手にありがちな、完成度の低さは感じられませんでした。 (投球フォーム)  お尻を一塁側へも落とせますし、着地までの粘りも感じられます。ただ肘が下がったスリークオーターの腕の振り。そのため見分けの難しいカーブや縦に鋭く落ちる球種などは、身につけられていないようです。  グラブを最後まで内に抱えられているので、両サイドへの制球も安定。重心が深く沈み、足の甲で地面を深く押しつけられています。逆に膝小僧に土がついてしまうほどの深い沈み込みは、体重移動などを阻害する恐れがあります。ボールにグッと体重が乗らないのは、そのせいかもしれません。  投球の4大動作である「着地」までの粘りも悪くありませんし、「球持ち」も早くはありません。体の開きも抑えられていますし、意外に実戦的なフォームをしております。腕も強く振れているのですが、やはり重心移動が上手く行っていないのが最大の課題ではないのでしょうか。
更新日時:2011.05.25

将来の可能性

 体は大きくないのですが、実戦的なフォームや制球力があり、土台のしっかりした投手です。ただ大きな背番号を付けていたのは、日によって調子の波が激しいのでしょうか?上手く成長すれば、エースの元山と共に、二人の裕司として大活躍が期待されます。  課題としては、スライダー意外の変化球などを使えるように、もう少し投球の幅を広げて欲しいですね。技術的には、もう少しステップの位置などを工夫して、体重が乗せられるようになると、手元までグッと活きた球が行きそうです。  この夏までに、どのぐらい伸びてくるのか、こちらの 裕司 にも期待してみたいと思います。
更新日時:2011.05.25

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