高橋 晴選手 (関東一)
短評
観戦レポートより抜粋(2017年7月17日) 2回裏に脆さを見せてしまう。なんと2つの失策が重なり、満塁のピンチを迎える。ここで、エースの高橋は140キロ台の速球を連発。9番高橋に対し、この日最速の145キロを計測し、最後は高めの143キロおストレートで空振り三振。さらに1番野口颯太(3年)に146キロのストレートを投げ込んだが、しかし、145キロのストレートを打たれ、二ゴロ失策。さらに2番内田龍哉(3年)に左前適時打を打たれ、4対2と2点差とされる。 高橋は、夏勝ちあがるために、常に10割の力で投げるのではなく、力8分のピッチング。常時135キロ~138キロのストレート、120キロ前後の縦横のスライダー、100キロ前後のカーブを外角中心に集めるピッチング。力みのないピッチングで0を並べたが、6回裏に、神保優貴(3年)に高めに浮いたカーブを打たれ、レフトスタンドへ消えるホームランを打たれ、さらに7回裏には、野口に適時二塁打を打たれ、4失点。ここぞというときにマックスの力を発揮するためにうまく力配分をして、コーナーをついて試合を組み立てていく意志が見え、投球面で成長を見せているが、まだ変化球の使い方に詰めの甘さを残す。 それでも186センチ87キロと恵まれた体格からマックスの力で投げた145キロ前後のストレートはボリュームたっぷりで、超高校級と実感できるものがあった。投球フォームを見ても、上半身と下半身のバランスが取れたフォーム。勝つ投球をするには、まだまだ突き詰めなければならない点は非常に多いが、米澤監督が「勝つ中で育てる」と語っているように勝ち進むごとに投手としてレベルアップを果たしてほしい。
更新日時:2017.07.19
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