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重信 慎之介、安田 権守がプロの世界で活躍中!2010年の早稲田実業ナインのその後

2020.07.11

重信 慎之介、安田 権守がプロの世界で活躍中!2010年の早稲田実業ナインのその後 | 高校野球ドットコム
大学時代の重信 慎之介

 夏の甲子園、今春開催予定だった選抜大会の代替大会が続々と決定するなど、ようやく高校野球界にとって明るい話題が湧き上がっている。そこで、ここではこれまで甲子園を盛り上げたチームと選手を振り返り、彼らのその後を追っていく。

 今回は2010年夏に甲子園出場を早稲田実ナインのその後を紹介する。

投手 鈴木 健介 3年(早稲田大)
投手 内田 聖人 2年(早稲田大-JX-ENEOS)
投手 八木 健太郎 1年(早稲田大-トヨタ自動車)
捕手 土屋 遼太 3年(早稲田大-JFE東日本)
捕手 渡辺 琢也 2年(早稲田大)
内野手 重信 慎之介 2年(早稲田大-読売)2015年2位
内野手 真鍋 健太 2年(早稲田大-ENEOS)
内野手 江間 拳人 1年(早稲田大)
内野手 磯網 将人 3年(早稲田大)
内野手 深沢 恒太 3年(早稲田大)
外野手 安田 権守 3年(早稲田大-TOKYO METS-BC群馬-BC武蔵-カナフレックス-斗山ベアーズ)
外野手 小野田 俊介 3年(早稲田大-東京ガス)
外野手 柿沼 陽亮 3年(早稲田大)
外野手 松井 克成 3年(早稲田大<準硬式>)

 2年生で1番・三塁手を務めた重信 慎之介は早稲田大に進学し、3年春からレギュラーを獲得。4年秋には打率.432で首位打者を獲得。2015年のドラフトで読売に2位指名を受け入団。昨シーズンはキャリアハイとなる106試合に出場し、打率.276を記録。今シーズンはレギュラー奪取を目指す。

 3番・中堅手の安田 権守は早稲田大野球部に入部するも1年夏に退部しクラブチーム・TOKYO METSで硬式野球を継続。その後BCリーグの群馬ダイヤモンドペガサスにドラフト指名を受け入団し、1年目から68試合に出場し、本塁打4、打率.351を記録。リーグベストナインにも選出された。翌年、武蔵ヒートベアーズに移籍し1年間プレー。2016年からは滋賀のカナフレックス硬式野球部で3年間在籍し、今季からKBOリーグの斗山ベアーズでプレーする。

 2年の内田 聖人は3年時にはエースとして、夏の西東京大会準優勝まで牽引、早稲田大を経てJX-ENEOSに入社するも、2年で戦力外通告を受け、社業に専念。その傍らで練習を継続させ、2019年の2月に米独立リーグのトライアウトを受験。ニュージャージー・ジャッカルズへの入団を決めるも、わずか3週間で放出される。現在は自らの経験を生かて野球アカデミーなどを運営する「NEOLAB」を創設し、ピッチング指導の専門家として活動している。

 そして、トヨタ自動車に進んだ八木 健太郎、JFE東日本に進んだ土屋 遼太、ENEOSに進んだ真鍋 健太は現在も現役としてプレーしている。

 また、内野手の磯網 将人の2人の弟、磯網 遊斗磯網 栄登(現日本通運)は共に東海大相模で甲子園に出場。次男の遊斗は2011年の選抜優勝時の主将で、三男の栄登も2015年夏の全国制覇を経験。三兄弟揃って甲子園の土を踏んだ。

 高校野球引退後もそれぞれの舞台で活躍を続ける2010年の早実ナインたち。今後の活躍も大いに期待したい。

※記事の掲載者、掲載者の現所属、記録の事実につきましては報道各社発表の新聞記事、各野球連盟が発表する大会記録、各チームの所属調査、関係者取材により確認ができたものより掲載をしております。そのため、この情報が全ての情報ではなく、情報の一部となりますことご了承ください。

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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