鳴門、11点差大逆転!夏決勝の相手・徳島商を返り討ち!



徳島商との壮絶な闘いを制し、スコアボードに向かって校歌を聴く鳴門の選手たち

 夏の「徳島県高等学校優勝野球大会」決勝カードが、「第73回徳島県高等学校野球秋季大会」では早くも2回戦で実現。 両校学校関係者が内野スタンドの多くを埋める中始まった名門校対決は、夏は鳴門に9回表・3点差をひっくり返された徳島商の猛打から始まった。

 1回裏には二死満塁から6番・咲田 夢介(2年・左翼手・右投右打・171センチ77キロ・徳島松南ヤング出身)の左前2点打を皮切りに打者13人を送り込み7点。続く2回裏にも8番・福永 怜央(2年・投手・右投右打・172センチ75キロ・那珂町立鷲敷中出身)の2ランなどで4点。わずか2イニングで11点を奪う速攻を披露する。

 ただ、対する鳴門もこのまま引き下がるチームではない。5回表には高松リトルシニア(香川)では50メートル6秒1の俊足で鳴らした1年生1番・井川 欧莉(右翼手・左投左打・178センチ71キロ・三好市立三好中卒)以下の3連打でまず2点を返すと、8回表まで毎回得点。その間、7回裏には9番の三浦 鉄昇(1年・遊撃手・右投右打・166センチ70キロ・鳴門市第一中出身)が打った瞬間それとわかる左越3ランを放つなど、長打力も十二分に示した。 

 そして鳴門は、11対13で迎えた9回表には2四球などで得た一死一・二塁から「夏に同点打を打っていたので、少し心の部分で余裕があった」主将の3番・岸本 拓也(2年・二塁手・168センチ66キロ・上板町立上板中出身)が相手中堅手の背走をかわす三塁打。これで二者が還りついに延長戦に持ち込むと、10回表には一死二・三塁から1番・井川の三ゴロがエラーを誘いついに2点を勝ち越し。

 その裏は、3度リリーフマウンドに立った杉山 敬基(2年・左投左打・170センチ70キロ・阿波市立市場中出身)が反撃を抑え、鳴門が11点差を逆転する驚異の粘り腰。今大会、優勝候補筆頭に上がっていた徳島商を返り討ちにしてベスト8に駒を進めた。

(レポート=寺下 友徳

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