筒井 茂選手 (作新学院)

筒井 茂

球歴:作新学院

都道府県:栃木

ポジション:投手

投打:左 / 左

身長:181.0 cm

体重:75.0 kg

学年:卒業

寸評

 エースの 大谷樹弘 が不調のため、この夏主戦として活躍したのが、この 筒井茂 。この夏は、3試合・18イニングを投げて自責点は2。甲子園出場の、大きな原動力になった技巧派サウスポー。 (第一印象)  非常に身のこなしが柔らかく、特に腕の振りの柔らかさが目につきます。その一方で、体の芯がまだビシッとしておらず、「強さ」や「鋭さ」という意味では物足りません。 (投球内容)  球速は、常時130~135キロぐらいと、全国大会のなかでは球威・球速は物足りません。それでも低めのボールゾーンに切れ込むスライダーやシュートボール的なツーシームを織り交ぜ、両サイドを広く使おうという意志が感じられます。基本的には、低めを丹念に突く投球が身上です。 <長所>  グラブを内に抱えられており、両サイドへの投げ分けは安定。足の甲で地面を押し付け、「球持ち」の良さでもボールを低めに集めます。本格左腕ですが、コントロールが身上。逆に球威・球速はないので、甘く浮き出すと痛打を浴びます。  お尻を比較的三塁側(左投手の場合は)落とせますので、無理のない体の捻りだしができます。更に振り下ろす腕の角度にも無理はないので、肩への負担も少ないはず。そういった意味では、故障の可能性が低いフォームと言えるのではないのでしょうか。 <課題>  けしてボール出処が見やすいようには見えませんが、「着地」までの粘りがイマイチで、特に左打者に苦になく合わせられるのが気になります。左腕ですが、左打者にけして強くはありません。もう少し左打者に対しても、低めのボールになるスライダーを振らせたいところです。
更新日時:2012.09.01

将来の可能性

 まだまだ全国大会、あるいは上のレベルを意識するのには、球威・球速が物足りません。特に左投手ながら、左打者を苦手にしているのが気になります。技巧派というほど実戦的な投球に徹しきれておりませんし、課題は少なくありません。どうしたら相手に嫌がられるのか、打ち取れるのかを追求して、打者に嫌われる投手になって欲しいと期待します。
更新日時:2012.09.01

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