WBSC U-18のコーチ陣が発表!日本代表選手はどのように決められるの?
日本高等学校野球連盟(日本高野連)は、20日に開いた平成30年度第4回理事会で、今年8月30日から9月8日まで行われる第29回WBSC U-18ベースボールワールドカップに出場する高校日本代表チームのヘッドコーチ(1名)とコーチ(2名)を決めました。
ヘッドコーチ:仲井宗基(八戸学院光星高等学校監督・48歳)
コーチ:平川敦(北海高等学校野球部監督・47歳)
コーチ:小針崇宏(作新学院高等学校野球部監督・35歳)
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全員が昨年からの留任で、永田裕治監督を支えることになります。
アシスタントコーチは昨年までは2名でしたが、ブルペン捕手、打撃投手なども行うために人手が必要とのことで、今大会では1名増員され、3名となります。こちらは、3月に行われる全国理事長会議で抽選を行い、派遣する都道府県を決めて、人選が行われます。
また、昨年9月に発足した国際対策プロジェクトチームおよび技術・振興委員会で検討を重ねた結果、選抜高等学校野球大会終了後の4月5日から7日まで、『国際大会対策研修合宿』を初めて実施することになりました。
昨年の秋季大会、明治神宮大会を視察して選考した推薦者を関西地区周辺で行われる合宿に召集します。選手は最大で40名程度の予定で、日本高野連の竹中雅彦事務局長は「今年はこれが一次候補になります」と話しました。
研修内容は、
・木製バットへの対応
・ドクターからの検診
・国際試合の戦い方(国際審判員からのルール解説など)
・ドーピング検査について
・日本代表OB(大学生など)の講話
・日本代表に求められるもの(国際大会対策プロジェクトメンバー)
となります。
参加選手の発表は3月下旬(選抜大会開催中)が予定されていますが、春季大会と日程が重なる選手や選抜で準決勝や決勝まで勝ち進んだ選手は要相談となります。
竹中事務局長は、「例えば1日だけ参加できますということもある。練習に参加しないとしても、座学だけでも参加できるようになれば」と理想を話しました。
なお、今年は二次候補となる選手は例年通り6月に発表され、8月の選手権大会で本メンバー20名が決められます。
この研修合宿は、まずやってみようということで企画されたもので、今年からという表現ではないことを竹中事務局長は話していました。「一度やってみて今後を考えたい」とのことです。
(文=松倉雄太)