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最速147キロのストレートとスライダー、カーブをテンポ良く投げ込む。フィールディングもよくセンスを感じさせる選手だ。 (毎日jp) 実は浜田監督もこれほど成長するとは予想していなかった。山中というエースを差し置き、連投の決勝マウンドを任された。手足が長く、ムチのようにしなる腕の振りが、速球に伸びを与え、鋭角な変化球を生んでいる。大会は終盤、この末恐ろしい1年生投手の登場にわいた。「疲れもなかったし、緊張もなかった」。前日の快投そのままに球は走った。だが都城商も研究していた。決め球のスライダーをカットし、球数を放らせた。ワンバウンドするまでに急降下する高速スライダーを振らされた宮崎日大とは、吉田も少々勝手が違ったであろう。四回、右打ちという都城商の組織立った攻めに遭い2点を失った。しかし、センスの良さも随所に光った。この回1死一、三塁から、相手のスクイズをグラブトスで阻止した。俊敏な動きもさることながら、マウンドでシューズのひもを結び直す間の取り方といい、とても1年生とは思えない落ち着きぶりだった。宮崎商のスタメンは1、2年生が6人を占めた。七回、一つの失策をきっかけに3点を奪われるなど課題もはっきりした。しかし、来年以降、エース吉田を軸に、さらに強力なチームに化けそうなこともまた確実だ。
2011.01.12