日大三出身の櫻井周斗(横浜DeNA)が実戦デビュー!左腕王国の仲間入りを果たす!
高校時代の櫻井周斗選手
横浜DeNAベイスターズのルーキー・櫻井周斗投手が14日、KBOのハンファイーグルスとの練習試合で登板を果たし、1イニングを無失点に抑える快投を見せた。
まず櫻井は1人目の打者から空振り三振を奪うと、その後、千葉ロッテで活躍した金泰均も併殺に打ち取るなど、堂々としたピッチングを披露。
三振を奪ったスライダーは高校時代から決め球にしていた球種である。このスライダーで、2年秋の都大会決勝で清宮幸太郎(早稲田実業)から5三振、そして選抜でも安田尚憲(履正社)から4三振を奪うなど、強打者キラーとして活躍を見せた。
櫻井のスライダーは、ボールを握りやすく、腕を振りやすい位置を研究する中で完成したものだ。また、櫻井にとって横浜DeNAに入団できたのは、とても幸運だった。それは、左腕投手が充実しているからだ。2014年1位の今永昇太、ドラフト2位の石田 健大、2016年1位の濱口遥大、2017年1位の東克樹と実力派左腕が揃っている。
その中で今永は、スライダーとカットボールの中間球「スラッター」を武器に日本シリーズ、アジアシリーズで快投を見せた。濱口も今永にならって、スラッターを習得している。スライダーを得意球にする櫻井にとってはよい教材となるだろう。
左腕王国を形成しつつある横浜DeNA。櫻井はそのピースに入ることができるか注目だ。