メジャーの選手たちからも愛されるWilsonマスタークラフトマン麻生茂明の思い
Wilson Glove Story: 02 マスタークラフトマン 麻生茂明
ウイルソン本社のグラブ・マスタークラフトマン麻生茂明は30年以上もグラブ作りを手がけている。野球の本場アメリカでMLB・アマチュアを問わず選手たちから絶大な信頼を獲得し、2007年には世界が尊敬する日本人100人に選ばれました。そんな麻生が、日本向けDUALテクノロジーに対する思い入れや開発の背景を語ります。
- グラブ・マスタークラフトマン麻生茂明氏のグラブ作りの徹底したこだわり
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例えばバリー・ボンズや、デビッド・ライト、ダスティン・ペドロイア、ホセ・アルトゥーベ。たくさんのメジャーリーガーに喜んで使ってもらっています。彼らが実際に使ったグラブは嘘をつかないですから、彼らのグラブを見ればほとんどのことが分かります。
私は選手と会うと、握手をして手の厚みを見ます。手の大きさとグラブの大きさを見る。どのくらいの深さまで手を入れてグラブを使っているのか、そこまで癖を掴んだうえで、グラブを叩いてあげる。選手に喜んで使ってもらうことが一番なので、そこまでしているつもりです。
日本向けのDUALは最高です。日本向けの型と、アメリカのDUALウェルティングを融合させたことで、非常に良いグラブになりました。軽くて、すごく捕りやすいです。あっても仕方ないエラーと、あってはならないエラーがあると思うんですけど、DUALなら後者のエラーは減るだろうと思います。
最近、日本のアマチュア野球でも高速変化球を投げるピッチャーが増えましたよね。ですから、打ち損ないが問題になってきます。打ち損ないの球は変化して飛んできますが、その変化に対してDUALウェルティングは指先が強い、当て捕りで弾くことなく、つかみに行ける。動きながら取りやすいグラブなんです。
打球の感覚を言葉で表現するなら、ポケットにスポンと入ってくるような感じ。指先に当たってもポケットに戻って入ってくる。すぐ握りかえて投げることができるので、スローイングのエラーも少なくなります。
やっぱり人に喜んでもらうのが一番ですね。私の好きな英語というのが、”Your smile is my smile “という言葉なんです。若い選手たちに良い思い出を作ってあげたいというのが私の希望でもあるし、グラブがその人の人生の1つになればいいと思っています。
メジャーの第一線で活躍する選手からも信頼を寄せられる理由が、麻生氏の言葉を聞けば分かる気がしますね。最新技術と作り手の魂が凝縮された、DUALのグラブを一度体感してみてはいかがでしょうか。
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